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更新日:2024年12月6日

2024年11月度社長会見要旨(2024.11.29)

Q.今年最後の会見ですが、2024年を振り返っての所感について

今年は能登半島地震や豪雨被害など、元日から様々なことが起こりました。
改めて視聴者の皆さんから信頼されるテレビメディアとしての役割をしっかりと果たしていきたいと思います。
そして、今年フジテレビは開局65周年を迎えました。『FNS27時間テレビ』や「お台場冒険王」、「パリオリンピック」、「MLBワールドシリーズ中継」、「とんねるず THE LIVE」など、多くの話題を発信することが出来ました。
また、『ミュージックフェア』が放送3000回、『サザエさん』が放送55周年、『ワンピース』が放送25周年、そして、「世界文化賞」が第35回を迎える節目の一年となりました。
来年もフジテレビらしく、常に楽しいこと・新しいことにチャレンジして、視聴者の皆さまのご期待に応えられるよう、「明るく楽しく元気であったかい」コンテンツをお届けしていきたいと思います。

Q.10月改編と特番の手応えについて

10月改編は2ヶ月ほど経過しましたが、視聴率は上昇傾向にあります。
週末の土曜日・日曜日は、『新しいカギ』『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』『土曜プレミアム』『鬼レンチャン』等が多くの視聴者に支持され、コア視聴率は、10月以降、6回「冠」を獲得し、そのうち3回は「3冠」でした。
火曜日と金曜日は、ドラマとバラエティの放送枠を改編し、結果が出始めています。火曜日のゴールデン帯の個人視聴率は、7月クールから0.3%上昇しています。火曜21時『オクラ~迷宮入り事件捜査~』の個人視聴率が、7月クールと比較すると0.5%あがっていることが要因です。
金曜日は、21時枠をドラマからバラエティ番組『ザ・共通テン!』に改編し、タテ流れが改善しました。プライム帯では、7月クールと比較すると個人視聴率0.4%、コア視聴率0.2%上昇しています。今後も家族みんなで楽しめる「共視聴」番組を充実させていきます。
特番につきましては、『踊る大捜査線』シリーズがこの秋の視聴率に貢献しました。土曜日、日曜日のGP帯に5本の映画と1本のSPドラマを編成し、6番組平均視聴率は、個人5.6%、コア4.7%と高視聴率を獲得。改めて視聴者の皆様に愛されている素晴らしい作品であることを実感しました。
『FNS歌謡祭』を12月4日(水)、11日(水)の2週連続で生放送します。MCは相葉雅紀さん、井上清華アナウンサー。「Snow Man」、「Number_i」、「乃木坂46」、「Mrs. GREEN APPLE」、星野源さん他多数の豪華アーティストが出演します。
『FNS歌謡祭』名物の一夜限りの豪華コラボやミュージカル企画は必見です。
2夜合わせ計8時間30分の生放送、フジテレビの冬の風物詩にご期待いただきたいと思います。

Q.2025年1月期のドラマについて

1月期ドラマは、月曜21時は、清野菜名さん主演、『119エマージェンシーコール』。消防局の通信指令センターを舞台に、“最前線”に立つ、指令管制員たちのリアルを描きます。
火曜21時は、波瑠さん主演、『アイシー~瞬間記憶捜査・柊班~』。“カメラアイ”と呼ばれる瞬間記憶能力を持つ女性刑事が、癖のある刑事たちとともに事件解決に奮闘していく新感覚の刑事ドラマです。
水曜22時は、上川隆也さん主演 、『問題物件』。超有能で破天荒な主人公とオロオロ系ヒロインのヘンテココンビが協力し、怪奇現象を暴いていきます。
木曜22時は、香取慎吾さん主演、『日本一の最低男 私の家族はニセモノだった』。区議会議員選挙で当選するためにイメージアップを狙う主人公が、次第に家族の問題と真剣に向き合い、本気で社会を変えようとする姿を描きます。

Q.放送外収入概況について

配信事業について。広告付き無料配信AVODにおいて、配信広告は前期比で+74.7%と大きく成長しています。特に10月クールでは、木曜22時『わたしの宝物』は好調で、今クールの民放で1話平均が唯一300万再生を超えて多くのユーザーに積極的にご視聴いただいています。
ビジネス事業ついて。「フジ・コンシューマ・プロダクツ」が事業戦略発表会を実施した。発表会には、250名以上のメーカー、サプライヤーなどの関係者の方々にお集まりいただき、自社保有のキャラクターを活用したIP(知的財産)事業展開などについて発表しました。フジテレビは放送と連動してこのIP事業をしっかり盛り上げるべく、最大限のバックアップを行っていきます。
映画事業について。『室井慎次 生き続ける者』28日(木)までで、動員 84万人、興行収入11.5億円、また、『室井慎次 敗れざる者』は動員 125万人、興行収入17.4億円、と大ヒットとなっています。
そして、2025年最初に公開する作品は、1月24日(金)公開の『アンダーニンジャ』です。日常生活の中にニンジャが生き続けているという奇想天外な設定を、山﨑賢人さん、浜辺美波さんが演じ、福田雄一監督らしいコメディとアクションで描いた作品となっています。
イベント事業について。日本武道館で『とんねるず THE LIVE』が開催されました。29年ぶりの二人だけのステージで、「情けねえ」「雨の西麻布」「ガラガラヘビがやってくる」などを熱唱し1万8000人を動員。12月20日(金)21時からFODで独占配信も決定しました。
トップスケーターが集結する世界最高峰のスケートボードの国際大会『SLS TOKYO』が有明アリーナにて開催され、東京五輪&パリ五輪の金メダリスト・堀米雄斗選手、パリ五輪の金メダリスト・吉沢恋選手らが出場し、盛り上がりをみせました。
来年10月から台場エリアで初となる国際芸術祭『東京お台場トリエンナーレ2025』の記者発表会を行いました。お台場から未来を見据えた多様な視点で芸術文化の力を世界にアピールし、記憶に残るイベントになることをめざします。
12月4日(水)からは、木梨憲武さんのアトリエの再現やアート作品を使ったアスレチックなど、来場者参加型の展示を行う体験展『木梨アート大サーカス展』を、横浜コーストで開催します。

Q.MLBワールドシリーズ」「プロ野球日本シリーズ」を放送した総括

この秋は日米の頂上決戦の模様を、多くの方々にお届けすることができました。「MLBワールドシリーズ」は、ドジャース大谷翔平選手・山本由伸選手が出場した全5試合をフジテレビ系列で地上波生中継。
試合開始が日本時間の午前9時過ぎだったにも関わらず、開幕戦の個人視聴率7.4%・第2戦の個人視聴率8.2%等、全試合いずれも非常に高い視聴率を獲得しました。
日本中の関心事となっていた「MLBワールドシリーズ」を試合開始から終了まで全試合を視聴者の皆様にお届けできたことはうれしく思います。
「日本シリーズ第3戦」は、4時間に及ぶ熱戦を生中継し、コア視聴率で横並トップタイの3.5%を獲得しました。
また日本野球機構(NPB)から夜の時間に放送した「MLBワールドシリーズダイジェスト」に関してご意見をいただいておりますが、今後もより良い関係構築に努めていきます。