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更新日:2024年6月3日

2024年5月度社長会見要旨(2024.5.31)

Q.4月クールの手応えについて

4月に大きく改編した木曜日ゴールデンタイムで視聴率が着実に上昇している。番組内容はまだまだ発展途上だが、これから更なる上昇を目指して頑張っていく。
週末の視聴率も順調に上昇しており、土曜日は5月に入ってからコアが3週連続で3冠、先週も2冠を獲得することができた。レギュラーの『芸能人が本気で考えた!ドッキリGP』『新しいカギ』が好調なのに加えて、単発特番の『鬼滅の刃』『愛すべきお国自慢GP』『中居正広の芸能人!』『THE SECOND』『上田晋也のトーク検定』もいい結果を残せた。日曜の『千鳥の鬼レンチャン』も大変好調で、「週末の家族視聴はフジテレビ」という認知を盤石にすべく、今後も家族で楽しめるコンテンツを充実させていきたい。
ドラマは、水曜10時『ブルーモーメント』が前クールから視聴率を大幅にアップ、月曜9時『366日』も堅調に推移している。
新たに青井キャスターが就任した『Live Newsイット!』は、青井さんを中心にパトリック・ハーランさん、宮司アナとのコンビネーションも日に日に進化しており、今後に向けて手応えを感じている。
『すぽると!』はキャプテンを務める千鳥のお二人が、スポーツへの熱量が高く、初のスポーツ番組のレギュラーとは思えないほど、フィットしている。視聴率は個人全体で横並びトップになる週もあり、今後に期待している。

Q.最新のイベント事業概況について

フジテレビ社屋で開催した『オダイバ恐竜博覧会2024』は、48日間で16万5000人と多くの方々にご来場いただいた。全面協力してくださった福井県のPRにもつながり、系列局の福井テレビとの共同事業という新たな取り組みで、大変意義のある大型催事となったと考えている。
夏の社屋イベント『お台場冒険王2024』、今年のテーマは「人気者にアイ♡LAND」。フジテレビ本社屋およびお台場・青海周辺エリアを使って全社一丸となって大型イベントを盛り上げていく。詳細については6月に発表すべく準備を進めている。どうぞご期待ください。

Q.2023年度の決算について

昨年度のフジテレビの決算は「増収・減益」だった。上期を中心にテレビの広告市況が低調だったのを受けて放送収入が減少したが、TVer などのドラマやバラエティ番組の見逃し配信、またアーカイブ作品の視聴が大きく伸びて配信広告収入は大幅な増収となった。コンテンツ・ビジネスは大変好調で、イベント事業ではシルク・ドゥ・ソレイユの『ダイハツ アレグリア -新たなる光-』が大盛況となり、映画事業は劇場公開作品が相次いでヒットしたのに加えて、配信権販売などの収益が大いに貢献した。さらに、有料配信の「FOD」は、会員数が順調に増加して成長を続けている。上期の放送収入の大きな減収が業績に影響したが、外部環境の変化に対応して全社で努力した成果があって、十分ではないが、通期では一定の業績を確保できた。
フジテレビの使命は、視聴者・ユーザーの皆様に愛され、楽しんでいただける番組コンテンツを一つでも多く生み出すこと。放送や配信で広告主の皆様のご期待にお応えするとともに、様々なビジネスを通じてフジテレビのコンテンツをたくさんのお客様にお届けしていけるよう、ビジネスモデルを進化させていきたい。

Q.NHKのネット活用業務を必須業務とする改正放送法の成立について

これまでの総務省の検討会を踏まえた改正だと承知している。今後、必須業務化後の具体的なサービスや手続きについて検討がされていくものと聞いているので、注視してきたい。そして、昨年11月からネット必須業務化に向けた「競争評価に関する準備会合」が始まっているが、民放も構成員として参加しており、関係者の声を反映するという方針を歓迎している。競争評価のしくみをしっかりと議論していきたい。

Q.先日発表された役員新体制について

フジテレビは今年、開局65周年を迎えて引き続き様々な計画と改革を進めている。
広報発表のとおり、今回、宮内会長が退任して、大多専務の関西テレビ社長就任が内定した。宮内会長には、経営トップとしてフジテレビを長きに渡って引っ張ってもらい、感謝している。プロデューサー時代に数々のヒットドラマを生み出した大多専務は、役員としても編成・ビジネスほか様々な分野で現場を指揮してくれた。今後は関西テレビ社長として、運命共同体であるFNS系列を共に盛り上げていきたい。更なる活躍を期待している。一緒に頑張っていきたい。
また、会長には関西テレビ・嘉納会長が就任予定。フジテレビ・関西テレビで経営トップだった知見を活かして会社経営を引っ張っていただけると思っている。
新しい体制で引き続き前向きに、明るく元気に楽しく邁進していく。皆様から応援していただけるよう、一つ一つ取り組んでいく。