ニュースリリース
更新日:2024年4月1日
2024年3月度社長会見要旨(2024.3.29)
Q.2023年度を振り返っての所感及び2024年度の展望
今年度、フジテレビは開局65周年イヤーとして、『アレグリア -新たなる光-』の大成功、夏の『FNS27時間テレビ』『お台場冒険王』の盛り上がり、映画『ミステリと言う勿れ』などの大ヒットなど、多くの話題を作ることができた。スポーツでも『ワールドカップバレー』の激闘、男子日本代表のパリオリンピック出場権獲得をお伝えできた。
新年度も、3月20日(水・祝)に開幕した『オダイバ恐竜博覧会』や、夏の『FNS27時間テレビ』『お台場冒険王』など様々な計画を立てているので、明るい話題を発信していきたい。
3月1日にフジテレビは開局65周年を迎えたが、番組としても、先日、最長寿週刊音楽番組としてギネス世界記録認定を受けた『MUSIC FAIR』が60周年、『めざましテレビ』が30周年を迎える節目の一年となる。新たな歴史を作っていけるようにさらに頑張っていきたい。
また、今年度は、人権問題や災害報道など報道機関としての使命を改めて感じる一年だった。信頼されるメディアとしての役割をより一層果たしていきたい。
Q.1月クールの手応えについて
週末が好調。土曜日の『ドッキリGP』と『新しいカギ』のコア視聴率が好調で、1月クール12週のうち、G・P・全日の3冠を5週獲得できている。日曜日も、『千鳥の鬼レンチャン』と『Mr.サンデー』が安定的な数字を獲得できており、『千鳥のクセスゴ!』や『だれかtoなかい』も視聴率が上昇傾向で、日曜夜におけるプレゼンスが上がってきている。
平日でも、水曜日が10月改編で『奇跡体験!アンビリバボー』が枠移動したことが功を奏し『世界の何だコレ!?ミステリー』『ホンマでっか!?TV』も含めて視聴率が上昇している等、様々な場所で良い芽が出てきていると実感している。
Q.4月改編について
4月改編のテーマは「一緒に笑えるだけで、しあわせ」。家族・仲間が一緒に見て楽しめる「共視聴」の番組を増やし、「共視聴」No.1テレビ局でありたいと考えている。
GP帯では、木曜日を大きく改編する。7時に、令和・平成・昭和3世代の定番ソングを貴重映像とともに発表していく『ミュージックジェネレーション』。8時は、芸能人がリサーチしたその街一番の“最高の店”の“最高の一品”をかまいたちと審査員ゲストに紹介していく『街グルメをマジ探索!かまいまち』。ドラマも魅力的な作品がそろった。月曜9時は、広瀬アリスさんと眞栄田郷敦さんが織りなすオリジナルラブストーリー『366日』。水曜10時は、甚大な気象災害から人命を守る特別災害対策本部の奮闘物語、山下智久さん主演の『ブルーモーメント』。木曜10時は、主演の赤楚衛二さんと共演の錦戸亮さん、2人の白熱の演技が見もののリベンジサスペンス『Re:リベンジ-欲望の果てに-』。金曜9時は、イップスを抱えるミステリー作家(篠原涼子さん)とエリート刑事(バカリズムさん)の絶不調バディが事件を解決していくミステリーコメディー『イップス』。GP帯の新番組は、バラエティにとんだラインナップで、多くの視聴者の皆様にお楽しみいただけるものと考えている。
報道では、夕方のニュース『Live Newsイット!』が、これまでNHKを代表する報道番組のキャスターを務めてきた青井実さんを迎えて大幅にリニューアルする。スペシャルキャスターを務める“パックン”ことパトリック・ハーランさん、宮司アナとともに、より視聴者に寄り添う“オンリーワン”なニュース番組をお届けしていく。
スポーツでは、かつて2001年から15年にわたりフジテレビのスポーツ番組の顔として放送していた『すぽると!』が、再び誕生する。千鳥のお二人がキャプテンに就任し、『イット!』から榎並アナも加わる。また、TVer初のスポーツニュース番組として、『すぽると!on TVer』を毎日ライブ配信する。放送・配信の枠を超えて「すぽると!」という統一ブランドでスポーツニュースを皆様にお届けしていきたい。
Q.最新の映画事業概況、およびイベント事業概況について
映画事業は、この秋、公開の映画2本について。9月13日(金)公開の『スオミの話をしよう』は、5年ぶりとなる三谷幸喜さん脚本・監督の待望の最新作で、長澤まさみさん主演のサスペンスコメディ。三谷ワールド全開の作品になっている。また、『踊る大捜査線』シリーズの最新作、柳葉敏郎さん演じる室井慎次を主人公とする映画も今年の秋、公開となる。亀山プロデューサー、脚本の君塚良一さん、本広克行監督が、再びタッグを組む。おおいにご期待いただきたい。
イベント事業では、『オダイバ恐竜博覧会』をフジテレビ社屋で開催中。3月20日初日の開幕前には500人ものお客様がお並びになり、沢山のお子様の笑顔があふれていた。私も見たが、巨大恐竜ロボットは大変迫力があって楽しかった。会期は5月6日(月)まで。また、11月8日(金)、9日(土)の2日間、『とんねるず THE LIVE』を日本武道館で開催することを発表した。とんねるずとしてのステージは29年ぶりとなる。2人ともとても張り切っているので、ご期待いただきたい。
Q.鳥山明さん、TARAKOさんの訃報について
コミック界・アニメ界の顔ともいえるお二方が、相次いで亡くなったのは、本当に残念。お二人の多大な功績に深く感謝するとともに、謹んで哀悼の意を表したい。
鳥山さんの作品は、絵のタッチ、デザインセンスなど、それまでの漫画とは一線を画していて革命的で、世代を超えて世界中で愛された。フジテレビでは、この秋から鳥山さんが原案、キャラクターデザインを作られた新作連続アニメ『ドラゴンボール DAIMA』を放送するが、鳥山さんの遺作ともいえる作品を放送できることは幸せであると同時に、重い責任があると強く感じている。
TARAKOさんには、1990年から34年間もの長きにわたって『ちびまる子ちゃん』の「まる子」役を演じていただいた。『ちびまる子ちゃん』が、こんなにも長寿番組になったのは、原作の面白さももちろんだが、TARAKOさんが「まる子」というキャラクターにぴったりの声を入れてくれたお陰だと思う。TARAKOさんが情熱を注いでくれた『ちびまる子ちゃん』という作品を、これからも大切にしていきたい。
Q.旧ジャニーズ事務所の問題で、新会社・スタートエンターテイメント社が4月から本格稼働するが、現状をどのように受け止めているか?
スマイルアップ社が被害者への補償を始めているが、まだ一部にとどまっている。被害に遭われた全ての方への補償をできるだけ早く行うように引き続き求めていく。一方、所属タレントについては、4月から本格稼働する新会社スタートエンターテイメント社がマネジメント契約、エージェント契約を結ぶとされているが、まだ具体的な動きが公表されていない。この移籍が速やかに滞りなく行われることを期待している。