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更新日:2024年2月19日

2024年2月度社長会見要旨(2024.2.16)

Q.2024年の目標について

今年は元日から様々なことが起きた。このような状況でこそ、視聴者の皆さんから信頼されるテレビメディアとしての役割をしっかりと果たしていきたい。
昨年も「AVOD三冠」を達成するなど配信は非常に好調。そして、看板番組になりそうなものも出てきているのでしっかり育てたいと思う。
今年、フジテレビは開局65周年を迎える。パリオリンピック・パラリンピックもあるし、フジテレビらしく、常に楽しいこと・新しいことにチャレンジして、視聴者の皆さまのご期待に応えられるよう、「明るく楽しく元気であったかい」コンテンツをお届けしていきたい。

Q.1月クールドラマの手応えについて

多様性を意識して硬軟織り交ぜたジャンルで、様々な世代の方にお楽しみいただけるドラマを放送中。視聴率的には決して満足いく状況とはなっていないが、それぞれ、面白いとの評価をいただいている。それぞれの番組の個性・特色を活かして、今後、視聴率が上がっていくよう、期待している。

Q.最新の映画事業概況、およびイベント事業概況について

現在公開中の映画『サイレントラブ』は、山田涼介さん、浜辺美波さんの素晴らしい演技、涙を誘うストーリー、美しい映像など、ご覧になった皆様の評判も良く興収10億円を目指している。昨年は映画事業が好調だった。2023年の邦画実写映画興収ランキングでは、3位に『ミステリと言う勿れ』、6位に『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編-運命-』、9位に『Dr.コトー診療所』など、上位15作品のうち6作品がフジテレビ映画。今年もこの好調を維持していきたい。
イベント事業では、上野の森美術館で開催した「モネ 連作の情景」東京展が閉幕。総来場者数は46万人を超え、2023年度の国内での絵画展で総来場者数NO.1を記録。大成功を喜んでいる。来月は、3月20日(水・祝)から「オダイバ恐竜博覧会2024」を、フジテレビ社屋で開催。世界初公開の全長約15メートルのスピノサウルス実物大ロボットなど、福井県と福井県立恐竜博物館の特別協力のもと、様々な恐竜を紹介する。公式サポーターには芸人のやす子さん、オウエンザウルスにガチャピンが就任。是非、楽しんでいただきたい。

Q.松本人志さんの性加害疑惑・活動休止の受け止めとフジテレビの対応について

性加害が許されないのは当然のことだが、報道されている松本さんの疑惑については、双方の言い分が食い違っていて訴訟にもなっているので、この場でコメントするのは控えさせていただく。吉本興業は「当事者を含む関係者に聞き取り調査を行い、事実確認を進めている」ということなので、まずは、その推移を見守りながら、必要に応じて適切に対応していきたい。フジテレビには、松本さんの冠レギュラー番組が2本あったが、両番組とも松本さんの活動休止にともない、新たなタイトルで放送を始めている。引き続き、視聴者の皆様の声に耳を傾けながら、視聴者の皆様に喜んでいただける番組を放送していきたいと考えています。

Q.『セクシー田中さん』原作の芦原妃名子さん急死の受け止め、ならびに原作コンテンツの映像化について

このたびの芦原さんの訃報には大変驚いた。この場を借りて心より哀悼の意を表したい。
原作コンテンツの映像化では、原作者の方と出版社、脚本家、制作者の信頼関係が大切。原作へのリスペクトは最大限持たなければならない。その一方で、映像化にあたっては、ドラマとしての魅力を引き出すために脚色もするので、原作者の方の理解も必要になると思う。お互いがウインウインの関係であれば最も幸せな作品だが、全てがそうでないこともある。その場合はやはり原作者と制作者、出版社の方の信頼関係、そして丁寧な説明、擦り合わせを地道にやっていくしかない。今回のことは原作の映像化にあたってとても大きなテーマだと思うので、弊社の作り手たちとしっかりこのテーマを共有してドラマや映画の制作にあたっていきたい。

Q.2月1日にスタートしたエンタメニュースサイト『めざましmedia』の狙いと手応えについて

フジテレビ、それから「めざまし」ブランドの価値向上をめざすということが一つの大きな目的。情報番組は日々いろんなものを扱っているが、その中にはドラマや映画、バラエティ、アニメなどフジテレビが放送するコンテンツもたくさんある。そういった情報を、テレビの枠を越えてデジタルの世界で配信していくことは絶対必要。エンタメニュースサイトとして視聴者の多様化するライフスタイルに寄り添うサービスの側面を持ちながら、普段あまりテレビに触れることのない幅広い視聴者の方にも見ていただけることを目指している。今後、いろんなサイトと提携することで、PV数はどんどん増えていくと思う。今後、ライブ配信なども含めて「伸びしろがある。伸びしろしかない」と思って運営していきたい。