ニュースリリース
更新日:2022年11月29日
2022年11月度社長会見要旨(2022.11.25)
Q.今年最後の会見となるが、2022年を振り返っての所感について
6月末から「明るく楽しく元気なフジテレビのDNAを蘇らせる『フジテレビ ルネサンス』としてやってきた。いい雰囲気に変わってきているように感じている。映画『ONE PIECE FILM RED』の大ヒット、記録的な配信数となっているドラマ『silent』など、話題となる良い芽が出始めている。来年は開局65周年イヤーのスタートとして大事な年になるので、番組やイベントなど色々な形でフジテレビらしい「お祭り騒ぎ」をしていこうと思っている。
Q.10月改編の手応えについて
連続ドラマは、『PICU 小児集中治療室』、『親愛なる僕へ殺意をこめて』、『silent』、カンテレ制作の『エルピス』と、いずれも個性豊かな内容で好評。「今季のフジテレビのドラマが面白い」とお褒めいただき嬉しく思っている。
特に『silent』は、若年層を中心に圧倒的な話題になっており、毎回見逃し配信が500万再生を超えている。視聴率もリアルタイムと録画視聴を足したコア総合で平均9.1%。社会現象と言われるほどの反響をいただいていて、大変ありがたく感じている。主題歌のOfficial髭男dismが歌う「Subtitle」も、サブスク等で記録的な再生回数になっており、ドラマと主題歌の幸せな関係が久々に築かれているとも思っている。
Q.現在開催中のFIFAワールドカップの中継について
フジテレビではこれまでにデンマーク×チェニジア、モロッコ×クロアチア、ウルグアイ×韓国の3試合を中継した。日本戦はフジテレビが放送する12月2日(金)のスペイン戦が、グループステージ突破がかかる試合となる。日本国民みんなが一丸となって日本代表を応援できる時間をしっかりお届けしていきたい。日本が決勝トーナメントに進出すれば、目標であるベスト8をかけた1回戦もフジテレビが放送。ここでベスト8進出の喜びを皆さんと共有したい。
Q.年末年始の特番について
多くの皆様に楽しんでいただけるラインナップで編成と制作現場が準備を進めている。
大晦日の夜は『逃走中 大晦日超豪華キャスト登場SP』。フジテレビを代表するバラエティの人気番組。大晦日スペシャルにふさわしい超豪華メンバーが勢揃いで、さらにスペシャルなハンターも用意している。
また、12月22日(木)から25日(日)は4夜にわたって、毎年恒例の『全日本フィギュアスケート選手権』を放送する。来年3月に埼玉で行われる『世界フィギュア』の代表選考試合でもあるので、日本の頂点を決めるとともに世界の頂点への道となる氷上の熱い戦いをお伝えしていきたい。
Q.来年1月の改編について
新たなベルトバラエティ番組『ぽかぽか』がフジテレビの新たなお昼の顔として成長していくことを期待している。鋭意準備中で、コーナー企画などだいぶ整ってきている。話題作りを進めていきたいと思う。
連続ドラマでは月9が『女神の教室~リーガル青春白書~』、水10は『スタンドUPスタート』、木10は『忍者に結婚は難しい』。フジテレビドラマ3枠はフレッシュな顔ぶれでお送りする力作揃いだと思う。カンテレ制作の月10『罠の戦争』も含めて個性豊かな作品が並ぶので期待していただきたい。
Q.最新の映画事業概況、およびイベント事業概況について
映画事業では、8月6日(土)公開の『ONE PIECE FILM RED』が11月24日(木)までで興行収入が184億円を超えた。動員数は1336万人。9月16日(金)公開のガリレオ『沈黙のパレード』の興行収入は29.5億円、動員数214万人。ヒット作が続いていることを大変喜んでおり、この勢いが12月16日(金)公開の『Dr.コトー診療所』にも続いていくことを期待している。
イベント事業では、11月22日(火)に「兵馬俑と古代中国-秦漢文明の遺産-」が開幕。日中国交正常化50周年の記念事業として過去最大級のスケールで、36体の兵馬俑が上野の森美術館に集まっている。会期は来年2月5日(日)まで。多くの方に古代中国のロマンに触れていただきたい。
Q.FOD有料会員数が100万人を突破したことについて
FOD有料会員数100万人というのは大変嬉しい数字だが、動画配信プラットホームの中では、まだまだスタートライン、通過点だと捉えている。AVOD(広告付き無料配信)でフジテレビは民放1位を記録しているが、無料配信を体験したユーザーが、例えば『silent』の全話を見たいということで有料サービスの方に流れてきたことが、100万人突破の大きな要因だと思う。地上波放送で大きな話題を作って、こういう動画配信ビジネスを加速させていくことが、今後の大きな戦略と考えている。
Q.「南極プロジェクト」について
クリスマス頃にガチャピンが南極に到着する。到着したところで現場から中継するということで、準備を進めている。節目節目で大きな尺をとってやっていこうと思っている。特番についても考えている。