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更新日:2022年7月12日

2022年6月度社長会見要旨(2022.7.8)

Q.安倍元総理への銃撃について

安倍元総理が銃で撃たれるという決してあってはならないことが起きてしまった。選挙という民主主義の根幹に関わる場面での卑劣な犯行で、言論を暴力で封じようとする暴挙は、断固許すことはできない。現在、この事件について通常の番組内容を変更して報じている最中だが、引き続きしっかりと伝えていきたいと考えている。

Q.新社長として今後の抱負は?

僕は若い頃から番組を制作してきたが、とにかくフジテレビは明るく楽しく元気な会社。今でもフジテレビは視聴者の皆様に愛される底力があると思っている。そのためにも、まずは看板番組を一つでも二つでも作って、視聴者の皆さんから信頼される会社にしたいと思っている。
昨日、全社員に社長就任の挨拶を行った。「“明るく楽しく元気なフジテレビ”のDNAを蘇らせましょう」という話をした。「フジテレビ ルネサンス」というタイトルをつけた。「フジテレビの再生・復権」ということ。我々は1982年から12年間、そして2004年から7年間、三冠を取った日本一のテレビ局だった。「楽しくなければテレビじゃない」というかつてのキャッチコピーに込められたテレビの本質は競合メディアが増えた今も変わっていないと思う。「モノづくりの会社」が原点。
社員の心を一つにして、明るく楽しく元気な会社にしていきたい。

Q.今回の組織改革の狙いについて

フジテレビはここ数年、業績が回復基調にあると思う。コンテンツを軸にビジネスを発展させていける態勢が整いつつある。今後は制作能力をもっと強化して、看板番組を、バラエティでもドラマでも作り出してビジネスにおいてもさらに成果を上げていきたい。そのために編成制作局の中に、「ドラマ・映画制作センター」「バラエティ制作センター」「アニメ制作センター」の3つの制作センターを作った。そして、編成ビジネスセンターを新設して放送・配信を交えた迅速なコンテンツビジネスを強化して収益の拡大を図っていく。
また、世の中のコンプライアンス意識が高まる中で、テレビ局としての社会的責任を果たすために、社内の関連する部署を「コンプライアンス推進室」として一本化した。
さらに、「総合メディア開発局」を新設。動画配信ビジネスの伸長など生活者の視聴スタイルやメディア環境が大きく変化している中、放送がメディアとして進化できる総合的な方策を、制度とビジネスの両面から立案、推進していく。

Q.テレビ業界を取り巻く環境も変わってきているが、今、テレビ局に何が求められていると考えるか?

求められていることは幅広いが、まずやらなければいけないことは、人気コンテンツを作るということに尽きる。昨日の社長就任の挨拶では、そういう環境づくりをしていくことを念頭において話をした。ネットなど色々な最新技術は活用しながらやっていければいい。まずはヒットコンテンツを作るというところからやっていきたい。

Q.7月の新ドラマについて

4月ドラマは、見逃し配信で『元彼の遺言状』が4月クールで全局1位の再生数となり、『ナンバMG5』、『やんごとなき一族』もベスト5に入った。積極視聴の傾向が強い見逃し配信で再生数が伸びるのは、それだけコンテンツとして高く評価されたということで喜ばしい傾向だと思っている。7月クールでもこの好調を維持すべく、見ごたえのある夏ドラマ4本をお届けする。
月9は、ドラマ史上初めて公正取引委員会を舞台にした作品『競争の番人』。坂口健太郎さん、杏さんの凸凹バディが不正の数々を暴く。
今年4月に新設された水10は『テッパチ!』を編成。陸上自衛隊を舞台に町田啓太さん、佐野勇斗さんら若者が奮闘していく迫力満載のオリジナル作品。一昨日の初回では個人4.2%と前クールを上回るスタートを切ることができた。この新しい枠が少しずつ認知されてきていると思う。
木10は、教師と生徒が数年後に出会い、純愛から禁断の関係に落ちるオリジナルラブストーリー『純愛ディソナンス』。中島裕翔さんと吉川愛さんの2人を襲う比嘉愛未さんの怪演が話題を呼びそうで期待している。
カンテレ制作の月10『魔法のリノベ』は、波瑠さんと間宮祥太朗さん演じる工務店勤務の営業マン2人が、住宅リノベーション提案で依頼者の悩みや問題をスカッと解決していく新ジャンルのお仕事バディドラマ。
4つの夏ドラマ、ご注目いただきたいと思う。

Q.最新の映画事業概況とイベント事業概況について

映画事業では、フジテレビ関連作品が多数、劇場公開されている。おなじみドラゴンボールシリーズの最新作『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』、月9で好評を博したドラマ『シャーロック』の劇場版となる『バスカヴィル家の犬』、是枝裕和監督の韓国映画『ベイビー・ブローカー』、ノイタミナ枠で放送したオリジナルアニメ『バクテン!!』の劇場版続編。いずれの作品も見応えのある内容で、是非、劇場でご覧いただきたいと考えている。
イベント事業では、フジテレビ社屋での夏イベントを、『オダイバ冒険アイランド2022』と題して3年ぶりに開催する。メタバース空間で展開する『バーチャル冒険アイランド』とも連動して、夏のイベントをハイブリッドで全国へお届けするので、楽しみにしていただきたい。