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更新日:2021年11月1日

2021年10月度社長会見要旨(2021.10.29)

Q.10月改編の手応えについて

10月改編のゴールデン・プライム帯のドラマは、月曜21時、木曜22時、そして月曜22時の関西テレビ制作『アバランチ』を含めて、3本とも視聴者の評判が良く、好調なスタートを切ることができたと考えている。月曜の21時と22時に2つのドラマを置いたことで、改編前と比べて確実に21時台のお客様が22時台も視聴してくださっているという手応えを感じている。「Deepなドラマ体験ができるフジテレビの月曜日」を目指した改編であり、この方針で更に進めていきたいと考えている。
バラエティでは、今夜から『爆買い☆スター恩返し』が始まるが、こちらもいい結果が出ることを期待している。レギュラー番組として新しさを前に出しながら、お客様に喜んでいただけるものにしていきたい。土曜日に移動した『新しいカギ』は、若いメンバーを中心に健闘している。制作陣も出演者も非常に意欲的に取り組んでいるので、必ずや大きな力になって芽吹くと信じている。
毎週日曜の夜に特別編成しているアニメ『鬼滅の刃』も好調。個人全体視聴率が横並びトップで反響も非常に大きく、タイトルとしての強さを改めて感じている。

Q.年末年始特番について

例年通り、ドラマ、バラエティ、あるいはスポーツ関連の大型企画を並べていきたいと考えている。
まず、毎年恒例となっている『全日本フィギュアスケート選手権』だが、私共はフィギュアスケートに関してかなり歴史を積み重ねてきた自負もあるので、充実した中継にしたい。北京オリンピックの出場権がかかる大事な大会であることにフォーカスしながら、お茶の間の皆さまの期待に応えていきたいと思っている。
また、12月には志村けんさんの半生を描いたスペシャルドラマ『志村けんとドリフの大爆笑物語』の放送が決定している。山田裕貴さんに若き日の志村さんを演じていただくが、脚本・演出が福田雄一さんということで、この辺りにもご注目いただきたい。お笑いで一世を風靡した志村さんの思いを改めて感じていただけるような内容になるのではないかと思っている。その他にも豪華キャストがたくさんいるので楽しみにしていただきたい。

Q.明後日放送の選挙特番について

明後日の総選挙については、選挙特番『Live選挙サンデー』で、その結果をしっかりとお伝えしていきたい。MCは宮根誠司さんと加藤綾子さん。FNNの取材力・取材網を総動員し、国民の知りたいこと、関心のあることに徹底的に寄り添って伝えることを意識した番組作りを目指している。
開票速報では、午後8時の議席予測発表に続いて、多くの国民が知りたいと考えている選挙区、ここにスポットをあてながら開票速報を繰り広げていく。また、ライブの特性を最大限に生かし、多彩で個性的な出演者が、各政党の幹部や注目の候補者に対し、選挙結果の受け止めだけでなく、今後の政治と暮らしへの影響、視聴者が知りたいと考えていることについて徹底的に聞いていく。多くの方に政治や選挙への関心を深めていただけるような内容を目指したい。

Q.最新の映画事業概況およびイベント事業概況について

まず映画では、10月15日(金)に、『劇場版 ルパンの娘』が公開された。昨日までで興行収入3億円弱とまずまずのスタートを切っている。もう一つ、9月に公開された『マスカレード・ナイト』は、昨日までの興行収入が約34億円と、前作に続く大ヒットとなっている。大ヒットの『東京リベンジャーズ』からいい流れを作ることができ、感謝している。
イベントは、今月初めにお台場で「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」を開催した。リアルとオンライン配信のハイブリッド開催にしたが、3日間の開催予定のうち1日は台風で中止となった。このフェスティバルは海外からの注目度も高く国際的な発信力もある。アイドルカルチャーは日本の強みでもあるので、今後は男性アイドルなど幅を広げて世界的なフェスに成長させていきたいと思っている。
「志村けんの大爆笑展」は、大変幅広く多くの方に会場にお越しいただいた。会期の2週間あまりで2万2000人、会場限定グッズなども完売が相次ぎ大盛況だった。
現代アートのスターの展覧会、「KAWS TOKYO FIRST」展も終了した。こちらは87日間の開催期間のほとんどが緊急事態宣言中であり、東京以外からの来場が限定されたが、10万人近い方にご来場いただく結果となった。こちらもグッズが大変な人気で、8万円、5万円という高級フィギュアも多数お買い求めいただいたと報告を受けている。

Q.年度内にスタート予定の同時配信だが、開始時期、対象番組、配信プラットフォームなど進捗状況は?

同時配信は、名称が「リアルタイム配信」に統一された。現段階では、リアルタイム配信の開始に向けて、視聴者のニーズを探りつつ、権利者団体や広告主、代理店、系列局などさまざまな関係者への説明および調整を行っているところ。調整が完了すれば、来年の1月からスタートさせる予定で準備をしている。対象番組などの詳細は決まっていない。プラットフォームはTVerとすることを考えている。