ニュースリリース
更新日:2020年11月2日
2020年10月度社長会見要旨(2020.10.30)
Q.10月改編の手応えに関して
10月改編は、キー特性(13~49歳の男女)を重点指標の一つとして本格的に打ち出す最初の改編だが、その部分で結果が出てきている。うまくスタートを切れ始めたのかなと考えている。
土曜プレミアムで2週連続放送したアニメ『鬼滅の刃』が個人全体、キー特性ともに高視聴率を獲得できた。第一夜が10月の全局月間視聴率ランキングで、個人全体・キー特性ともにここまでトップの結果を出しており、放送させていただいて良かったと思っている。
改編本体では、前作で好評をいただいた月9『監察医 朝顔』が来週月曜にスタートする。月9史上初めて2クール放送する長丁場のドラマとなる。ハートウォーミングな部分もあり大変期待している。また、木曜劇場『ルパンの娘』も、フジテレビらしい明るく勢いのあるドラマなので、こちらも多くの視聴者に見ていただければ良いなと思っている。
バラエティーでは、ゴールデン帯唯一の新番組『千鳥のクセがスゴいネタGP』が、キー特性を中心に大きな反響があり見逃し配信でも非常に結果が出ている。更に盛り上げていきたいと思っている。
デイタイムでは、時間を拡大した『バイキングMORE』も、非常に良い滑り出しと聞いている。デイタイムの1つの活性剤になって欲しいと思っている。
Q.年末年始特番について
今年の正月に放送して好評をいただいた『教場』を来年も放送することになった。ご存じのように、木村拓哉さんが新境地を開いたドラマということで多くの視聴者に支持をいただいたと思っている。更にグレードアップしたものをお送りしたいと考えているので、是非ご期待いただきたいと思う。
また、今年いっぱいで活動休止を表明している嵐だが、およそ12年続いた『VS嵐』を年内で終了し、年明けから相葉雅紀さんの新番組『VS魂』をスタートさせることになった。『VS嵐』の精神を受け継ぎ、新しい時代のゲームバラエティとして生まれ変わった形をお見せできればと思っている。
Q.最新の営業概況について
9月の売り上げが確定した。前年比でネットタイム80.3%、ローカルタイム90.4%、スポット81.9%。全体では81.7%だった。
タイムセールスは、昨年あったワールドカップバレーをはじめ、多くの特番がなかったため、その影響を受けているように思う。
スポットについては、振り返ってみると5月~6月くらいがボトムだったのかなと思う。その当時は50%台後半という数字も出ていたが、昨今では、今申し上げたように80%を超えている。この後も若干上向きと聞いているので、回復を期待したいと思う。
Q.最新の映画事業概況およびイベント事業概況について
まず映画事業については、『とんかつDJアゲ太郎』が今日公開となった。映画の内容以外で色々とお騒がせしているが、中身は世代を超えて楽しめるコメディーで、ご覧になった方々の評判も大変良いと聞いている。多くの方に見ていただきたいと思っている。
イベント事業では、10月2日から3日間にわたって「TOKYO IDOL FESTIVAL」をオンラインで開催した。約250組のアイドルが出演する規模の大きなイベントで、オンラインでのイベント開催に一つの新しい形を作ることができたのではと考えている。
また、10月10日からは、英国王室歴代の君主たちの肖像画、写真などおよそ90点を展示する「KING&QUEEN展」を上野の森美術館で開催している。女性や若いお客様の来場が多いと聞いている。お客様を少しでも増やしていきたいと考えている。
Q.NHKが「公共放送の在り方に関する検討分科会」において、受信設備の設置届出義務、未契約者氏名等の照会の導入などを要望した件について
総務省の有識者会議では、多くの問題点が指摘されたと聞いている。そもそもテレビを持つことにプレッシャーがかかることで、テレビ離れということになってしまってはいけない。NHKのあり方については、国民の理解、そして安心を与えるように、しっかりと議論していただきたいと考えている。