ニュースリリース

更新日：2020年9月28日

2020年9月度社長会見要旨（2020．9．25）

Q．7月クールの総括について

木曜劇場『アンサング・シンデレラ　病院薬剤師の処方箋』が、全話平均で世帯9.6％、個人全体が5％を上回る良い結果になった。見逃し配信でもF1層を中心に数多く視聴され喜んでいる。『SUITS／スーツ2』はシーズン1と比べるとやや苦戦しているが、今後、意外な展開も待ち受けているので、ラストに向けて盛り上げていきたいと考えている。
バラエティーでは4月から放送を開始した『突然ですが占ってもいいですか？』の視聴率が徐々に向上してきており、9月25日（水）の2時間スペシャルは個人全体5.7％、世帯でも2ケタと番組最高を更新。番組関連本がアマゾンの書籍総合ランキングで1位を獲得するなど、番組以外の話題性も出てきていて非常に楽しみにしている。

Q．10月改編および今後の単発番組について

『バイキング』が拡大し2時間50分になり『バイキングMORE』というタイトルになる。『Live News イット！』も3時間15分に拡大。大型拡大が2つデイタイムにある。
ドラマは10月クールの先陣を切って始まったカンテレ制作の『DIVER-特殊潜入班-』が、初回の個人全体5.5％で世帯も良い数字が出ており、ホッと一息ついているところだ。月9が『監察医 朝顔』、木10が『ルパンの娘』と、去年好評を博した2作品の続編もスタートするので、こちらもご期待いただきたい。
バラエティーについては、できる限り家族で揃って楽しめる、やさしくて楽しい番組を心がけた。木曜9時『千鳥のクセがスゴいネタGP』、また、日曜の単発枠のタイトルを『日曜ワンダー！』に変え、明るく楽しい番組を中心に編成していこうと思っている。
単発番組では『鬼滅の刀』。この人気爆発中のアニメを10月10日から2週連続で放送する。

Q．最新の営業概況について

8月の売り上げが確定した。前年比でネットタイム92.5％、ローカルタイム101.0％、スポット72.3％。全体では83.9％だった。
ネットタイムはレギュラー枠では前年を超えるセールスとなったが、コロナの影響で大型単発等が中止になっており、その反動減があった。一方で、ローカルタイムは単発の特番が数件実り、昨年の11月以来、久々に前年を超えることとなった。スポットについては、ボトムが5～7月あたりだったと思う。一番厳しい時期に比べると、半分程度盛り返してきた感じだが、まだまだ前年の数字には届いていない。

Q．最新の映画事業概況およびイベント事業概況について

7月に公開した『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が、ここまで動員が260万人を超え興行収入がおよそ36億円と、前作を上回り好調に推移している。新型コロナの厳しい環境の中で大きなヒットになったことを大変喜んでいる。
イベント事業については、新型コロナ発生以降、開催が難しくなっていたが、10月2日から、毎年お台場地区で開催していた『TOKYO IDOL FESTIVAL』を今年はオンラインで開催する。10月10日からは上野の森美術館で『KING&QUEEN展』を開催、英国王室歴代の君主たちの肖像画、写真など約90点が展示される。
徐々にではあるが、イベント事業もスタート出来はじめている。今後も、ウイズコロナを踏まえ、様々な形態で開催していきたいと考えている。

Q．NHKがネット関連事業費を受信料収入の2.5％以内とする上限を撤廃する案を公表した件について

2.5％という数字は、総務省の指導もあってNHKが決めた数字と理解している。それが、突然撤廃されるということに関しては、少なからず違和感を持っている。今後、注視していかなくてはならないと考えている。

Q．『テラスハウス』の出演者が死亡した件、その後の対応など現在の状況について

ご逝去に関して改めて心からお悔やみ申し上げたい。ご承知のように番組の制作過程、制作業務に関連する対応についての検証報告を、7月31日に弊社ホームページに公表した。今回の検証を踏まえて、出演者のSNSに対する誹謗中傷への対策や心のケアの問題について、より適切な対応ができる体制を整備していきたいと考えている。
また本件に関してはBPO放送人権委員会で審理されることになったので、引き続き真摯に対応していきたいと思う。

Q．世論調査のデータ不正入力、その後の対応など現在の状況について

当初、約2500サンプルが不正データだと公表していたが、その後の検証の結果1886サンプルだったことが判明した。回答総数は1万4636サンプルで比率は12.9％だったことが分かったので、9月7日に公表した。
この検証結果を生かしながら、再発防止策を決定して、なるべく早く世論調査を再開したいと考えている。

Q．『直撃LIVEグッディ！』が終了。フジテレビの報道・情報番組の司会を30年以上務めてきた安藤優子キャスターについて

本当に長期にわたってフジテレビの報道・情報番組を支えてくださった方。感謝の言葉、感謝の念しかない。単発番組も含めて、またチャンスがあれば、是非ご一緒したいと思っている。