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更新日:2019年9月30日

2019年9月度社長会見要旨(2019.9.27)

Q.7月クールの総括について

月9ドラマ『監査医 朝顔』は、全話平均視聴率12.6%と大変好評のうちに終えられた。本来の月9のターゲットだけではなくて広い層に受け入れていただいたのだと思う。好評にお応えして来週月曜日には特別編も放送する予定だ。こちらも是非、機会があったらご覧いただきたい。
一方木曜日の『ルパンの娘』は、視聴率には苦しんでいたが、昨日の最終回は9.8%と非常に良い結果が出た。もう少し早く出てくれればという感もあったが、こちらもフジテレビらしい新しい作品だったと思う。
また、8月下旬には『世界柔道』、現在は『ワールドカップバレー』と、大型スポーツイベントが続いている。現在のところ『ワールドカップバレー』は平均10.0%と、2ケタの視聴率を獲得していて合格点と思っている。全体的には堅調に推移していると考えている。

Q.10月改編および今後の単発番組について

10月改編のテーマは「とことん挑戦!」。挑戦すべき時間帯がフジテレビは多いが、おかげさまで視聴率はゴールデン・プライム帯を中心に少しずつ上昇傾向にあると思っている。これをさらに加速させる意味で10月改編に大変期待している。
まずバラエティ。水曜10時は『Back To School!』。青春時代に心残りを抱えた芸能人や有名人が、もう一度その時代に戻るバラエティ。社内のクリエイターコンペで目に留まって、単発で試して面白かったため、満を持してのレギュラー化。入社6年目の若手クリエーターが創る。金曜9時に放送する『ウワサのお客さま』も単発で過去に放送した。実際に存在するお店や場所で、興味深いお客様達を紹介していくバラエティで、ファミリーで見られる番組になっていると思う。日曜8時~10時の2時間は『日曜THEリアル!』という単発枠。情報やドキュメンタリー系の番組を中心に、こちらもファミリーで見られる枠にしたい。ご存じの通り日曜ゴールデン帯は激戦区だが、情報ドキュメンタリーで勝負に挑みたいと思っている。
ドラマは、月9がディーン・フジオカさん主演の『シャーロック』。「シャーロック・ホームズ」を翻案して現代の東京を舞台に展開している。相棒のワトソン役は岩田剛典さんが演じる。木曜10時は人気コミック原作の『モトカレマニア』。元彼を忘れられない設定の主演は、伸び盛りの新木優子さんが演じる。地上波ドラマ初主演とのことで、是非楽しみにしてもらいたい。カンテレ制作の火曜9時は『まだ結婚できない男』。阿部寛さんの大ヒットドラマ『結婚できない男』の続編。こちらも是非ご期待いただければと思う。

Q.最新の営業概況について

8月の数字が確定した。前年比でネットタイム102.0%、ローカルタイム94.3%、スポット99.6%。全体では100.3%だった。
ネットタイムは先ほど申し上げた『世界柔道』のセールスが堅調で、前年を超えることが出来た。スポットは現在全体的に大手スポンサーの出稿が少ない。それを見込んで事前より積極的にプロモートを行った結果、前年と比較してスポンサーが16社ほど増え、関東エリアの地区投下が低下する中、フジテレビは大きくシェアを伸ばすことができた。その結果、8月は全体で前年を超えることができた。

Q.最新の映画事業概況、およびイベント事業概況について

まず、映画事業では、三谷幸喜監督の「記憶にございません!」が、動員数およそ156万人、興行収入19億8000万円という大ヒットとなっている。2013年に公開し29億6000万円の興行収入だった「清須会議」を上回るペースで推移しており、最終的には35億円以上を見込めるのではないか。40億円を目指して頑張りたいと思っている。
イベント事業では、37日間にわたって開催した社屋イベント「ようこそ!! ワンガン夏祭り THE ODAIBA 2019」の総来場者数がおよそ250万人と、昨年の入場者数を大きく上回る結果で、お客さまに楽しんでいただけたと思っている。「真夏のドッキリやしき」や「サザエさん展THE REAL」などが大変好評だった。楽しい体験ができ、その上で番組の魅力を視聴者の皆さんに伝えることができたのではないかと自負している。
今月21日から「バスキア展 メイド・イン・ジャパン」が始まっている。80年代のニューヨークアートシーンを駆け抜けた時代の寵児、ジャン=ミシェル・バスキアの日本初の本格展覧会で、およそ130点の絵画、オブジェ等の展示をしている。来場者にも大変好評で、いいスタートを切っている。音声ガイドはアート好きとしても知られている女優の吉岡里帆さんが務めていて、こちらも大変評判が良い。