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更新日:2018年10月1日

2018年9月度社長会見要旨(2018.9.28)

Q.4月改編および7月クールの総括について

7月クールのGP帯のドラマは『絶対零度』が10.6%、『グッド・ドクター』が11.2%と全話平均視聴率がともに二桁を取った。『グッド・ドクター』は、FODでの見逃し配信も大変好調で過去最高の再生数となった。非常に評価が高かった4月クールの2本のドラマに続き、ドラマが局のブランドイメージのアップに大きく寄与し始めている実感がある。
一方、今月8日、9日に放送した『FNS27時間テレビ』は、全体としては満足できる視聴率とは言えなかったが、個々の企画に関しては評判の高いものもあった。視聴者の皆さんがどのような『27時間テレビ』を期待されているのか? 来年に向けて改めて編成、制作陣で検討している。
そして、昨夜まで8夜連続で放送した『世界柔道選手権』、日本は個人・団体合わせて8個の金メダルを獲得するなど大活躍した。来年の東京での世界柔道、そして2020年へと続く重要な大会で、連日、日本人選手が活躍をした様子を放送できたことを大変、うれしく思う。
デイタイムでは『めざましテレビ』が好調を維持している。2018年度の上期平均視聴率は9.2%となる見込みで、3年ぶりに9%台を回復できた。番組開始から25周年、「日本つながるプロジェクト」など新たなチャレンジを続けていることが、視聴者の皆様に受け入れられているのではないかと喜んでいるところだ。

Q.10月改編および今後の単発番組に関して

10月改編については、「勝負の秋、進化の秋」をスローガンに、昨年10月、今年4月から続く、大改編の第3弾と捉えている。“視聴者のみなさまの見たい!という欲求に応えられるか?““家族そろって見られるか?”、“楽しい番組とはなんだろうか?”と常に突き詰めながら、視聴者の皆さんに良質なエンターテインメントをお届けしていくことを主眼とした編成。ただ、改編作業に終わりはなく、次の改編に向けての作業も同時に始めている状況だ。
ドラマに関しては、夏クールの好調さを維持したまま、秋になだれ込んでいきたい。月曜9時は『SUITS/スーツ』。アメリカで大ヒットしたテレビシリーズの日本版で、大いに期待をしていただきたい。そして、木曜10時の『黄昏流星群』は、芸達者な役者さんたちが集まり、大人の視聴に耐えられるクオリティーの高いドラマに仕上がってきていると思う。
バラエティーでは金曜日に坂上忍さんの『坂上どうぶつ王国』、そして土曜日には、社内でのプレゼンテーション大会から出てきた若い世代の企画、『超逆境クイズバトル!! 99人の壁』を夜7時に編成した。
ドラマもバラエティーもかなりユニークで話題性の高いものであるので、皆さん、是非、応援していただきたい。

Q.最新の営業概況について

8月の売上げが確定した。前年比でネットタイム101.8%、ローカルタイム93.8%、スポット103.7%。全体では102.0%だった。
ネットタイムは4月改編時に完売しており、さらにゴルフ中継などの単発番組もあって前年を超えることができた。スポットは、関東エリアの投下量が前年を下回る中、売上げをのばして前年を超えることができ、シェアもアップした。
9月は『FNS27時間テレビ』がネット、ローカルともに前年の売り上げを超え、『世界柔道』もあってタイムは前年を超える見込み。10月改編作業も早い段階でのスポンサーへのセールスが効果をあげ、ネットタイムはほぼ全枠を売り切っている状況である。

Q.最新の映画事業概況、およびイベント事業概況について

まずは映画事業だが、「劇場版コード・ブルー」が、公開から2カ月が経過した現在でも好調を維持している。累計動員700万人、興収90億円を突破し、現時点での2018年度公開映画のナンバーワンヒット作品となった。2000年以降、邦画実写映画では歴代2位の好成績で、日本映画の歴史に刻まれる名だたる作品と肩を並べる大ヒット映画となった。
一方、イベント事業では、いよいよ来月、10月5日に「フェルメール展」が上野の森美術館で開幕する。日本初公開の3点を含む日本美術展史上最多となるフェルメール作品9点が東京にやってくる。混雑緩和のために「日時指定入場制」を導入したり、石原さとみさんの音声ガイドを無料で提供したりするなど、この歴史的な展覧会を快適にご鑑賞頂けるよう努めている。ぜひ事前に「日時指定入場券」をご購入いただいて、多くの方々にご来場いただきたいと考えている。