ニュースリリース
更新日:2016年11月4日
2016年10月度社長会見要旨(2016.10.28)
Q.10月改編、新番組の手応えについて
今週までの流れを見ていると視界良好とは言いがたいが、今回の改編でスタートした番組だけでなく今までやって来たレギュラー番組の中でも晴れ間が見えてきているものもあるので、視聴者ファーストの気持ちを忘れずに今後もやっていくことが大事。
今回のドラマはすべてコンセプトがはっきりしていて、分かりやすさ、まずはこれをやるんだということがはっきり出ていると評価している。視聴率は他局の後塵を拝しているところもあるが、視聴者の反応をうまく取り入れながら、最後まで自分たちの描きたかったものをぶれずに突き詰めていってほしい。
『カインとアベル』は旧約聖書のエピソードをモチーフにしていて、兄弟の確執だとか親の愛への渇望だとかは、どの社会にも、どの世代にも、どの時代にもあることだと思う。『Chef~三ツ星の給食~』は一流シェフが給食を作る話で、“挫折と栄光”というサクセスストーリーになっていくだろうなという予感がある。『キャリア~掟破りの警察署長~』は、一番コンセプトがはっきりしていて、ありえないがキャリアが現場に出て行くのを嫌がる組織の話。それぞれがひとことで語りやすい普遍のテーマを扱っている。ドラマを見やすくする要素だと思う。
『フルタチさん』については、まだ放送が始まっていないが、古舘伊知郎さんがあの時間、あの枠に来るということが一番の期待。古舘さんはネームバリューだけでなく実力もあるしテレビを知っている方だと思うので、この“古舘学校”で古舘さんからスタッフがテレビというものを学びながら、古舘さんがグーの音も出ないような企画、コーナーを進言できるようになれば視聴率も上がってくると思う。スタッフと古舘さんがタッグを組んで試行錯誤を繰り返しながら目指す方向を決めていければいい。
Q.『カインとアベル』に出演されていた平幹二朗さんが亡くなったことについて
まずはこの場を借りてご冥福をお祈りしたい。僕もプロデューサー時代、『教師びんびん物語』最初のシリーズで校長先生の役をやっていただいたり、2時間ドラマでキャスティングさせていただいたりした。その当時から演劇界の巨人だったのでとてもビビりながら役の説明をした記憶がある。本当にご冥福をお祈りしたい。
Q.年末年始の特番編成について
詳細について発表するまでにはまだもう少し時間がかかるが、今年も例年通り2週連続で『FNS歌謡祭』を放送する。スポーツでは『全日本フィギュアスケート選手権』が今年は大阪で行われる。また、編成時間は決まっていないが大晦日に格闘技を放送する。
年末年始のフジテレビはこれだというような、恒例となるようなものをとにかく何本でも作っていってほしいと思っていて、そういう狙いの編成になると思っている。
Q.最新の営業概況について
まだ未確定だが10月の見込みを申し上げる。10月はネットセールスが若干苦しいところがあるが、スポットが前年比100%を超えてまずまず。ただ、ネット、ローカル、スポット全体の見込みでは96.9%で、前年に届かない苦しい状況は続いている。今のところ関東地区のスポットの年内の出稿は好調だということなので、とにかく売上げの最大化を図っていきたいと思う。
Q.最新の映画事業概況、およびイベント事業概況について
現在公開中の映画「グッドモーニングショー」は、エッジが効き過ぎているかなと思うくらいの中身。ここまでの興行収入が4億円強と聞いているが、ああいう作品では7~8億円まで届けば十分にヒットだと思うので頑張っているのではないか。12月23日に公開となる「土竜の唄 香港狂騒曲」は、豪華キャストが揃ってにぎにぎしく派手に馬鹿馬鹿しく繰り広げる話なので、是非ご期待いただきたい。
事業については「ダイハツ トーテム」大阪公演が無事終了。36万人近いお客様に見ていただいた。11月10日から名古屋、来年2月は福岡と全国を回るのでパブリシティーに努めていきたい。上野の森美術館では「デトロイト美術館展」を行っている。モネ、ドガ、ルノアール、ゴッホ、ゴーギャン、セザンヌらの名画が一堂に見られる美術展ということで活況を呈している。こちらにもぜひ足を運んでもらえればと思う。
Q.ビデオリサーチ社の関東地区テレビ視聴率調査の新指標について
出てきたタイムシフト視聴率を見ると、予想通りドラマ、アニメを中心に録画視聴されていると感じる。タイムシフト視聴率、総合視聴率の扱い方、マネタイズの仕方はまだまだこれからの検討課題なので、セールス面では注視しながら見ていき色々な形で働きかけをしていきたい。ドラマ、アニメのタイムシフト視聴率が高い一方で、例えば『めちゃ×2イケてるッ!』などコアファンがついているバラエティー番組で非常に録画視聴率が高いものがある。これもコンテンツの評価としてきちんと見て行くべきだろう。こういう番組がタイムシフトのみならず配信などの目玉商品にできるかどうかも検討しなければならない。とにかく今後、タイムシフト視聴率は色々な指標に使っていけるようになることが望ましいと思う。
Q.4K8K認定について、また今後の対応について
申請を出したところでまだ認定されたわけではない。認定をいただければという前提で話すと、免許申請を行った主体はBSフジなので、BSフジが自局のタイムテーブルの中でいろいろ考えていくことだと思う。制作を請け負うフジテレビとしては、今までの実証実験で既に4Kで撮った経験もあり、明らかにスポーツコンテンツは適しているだろうという気がしている。ハイビジョン放送が始まって非常に綺麗な絵になったときに、紀行番組では現地の風景が美しすぎるくらい綺麗に見られた。BSの番組は紀行ものも多いので好都合だと思う。今後、どうやっていくかをBSフジと協議しながら、地上波も含め横断的に作っていくことが大事かなと思っている。
Q.FODプレミアムが8月に始まり、先日はホウドウキョクのリニューアルもあった。それぞれのサービスの狙いは?
ネットメディアにおいては、どこに行っても何かが引っ掛かるということが大事。入口はどこであっても最後は大元のフジテレビに戻って来るという形がベストなので、いろんなところに網を張っていこうとしている。テレビの放送はフジテレビにチャンネルを合わせないとコンテンツが見られないが、それ以外のメディアはコンテンツが先にあって、最終的にフジテレビに流れ込んできてくれればいい。
今回のホウドウキョクのリニューアルに関しては、「あの人は、こう考える」という編集方針でやっていくと聞いている。非常に期待しているし、そこに集まってくる人たちに一番見やすいものを提供できていると思う。
FODプレミアムも上々の会員数になっていると聞いている。888円で提供することによってプレミアム感を出しつつ、オリジナルコンテンツをさらに強化していくと聞いているので、こちらの方も楽しみだ。
コンテンツの魅力が大事で、魅力あるものをどれだけたくさん持てるかだと思う。