ニュースリリース
更新日:2015年4月30日
2015年4月度社長会見要旨(2015.4.24)
Q.4月からの視聴率動向と、4月改編の手ごたえは?
今クールは負けている以上、ブランドイメージを変えるくらいの大きな改編をしたが苦戦している。簡単にうまくいくとは思っていなかったので、苦戦は織り込み済みではあったが正直苦しい。「LIFE is LIVE」というキャッチフレーズの元、午後帯に生番組を増やしたが、帯番組というのは、番組の色を決めて行く、視聴者に受け入れられるには時間がかかる。しかし、信頼を勝ち取って強くなると、本当に長く愛される番組になると思うので、現場には一喜一憂しないで、今日の反省は明日に生かし、明日の喜びは明後日に生かして頑張って欲しい。ゴールデンタイムについては、各番組がそれぞれの売りが何かを考えているとは思うが、まだまだその訴求が足りない部分がある。制作現場は、これまで生番組のおもしろみや強味というものをあまり体験していないと思うので、手探りのところもあるかもしれないが、日々改善策を考えていくことが大切と思う。下を向くと自分の作っている番組も視聴者の顔も見えなくなるので、とにかく前を向いてやってほしい。
Q.4月クールの新ドラマの感想、評価は?
それぞれ頑張っているが、結果がついてきていないことの要因を考えて欲しい。個別の番組について意見は避けるが、明るいドラマが1作品あってもよいのではないかと思う。現場には、それぞれのドラマ枠のカラーをいま一度議論してきっちり決めて欲しいとお願いした。枠の色を統一すれば、視聴者も見やすいし、制作面からもその枠にあった企画が集まりやすくなるのではないかと思う。
Q.広告型無料配信サービス「+7(プラスセブン)」の最新概況について
1月からテスト的にスタートしたが、今クールは、ドラマは月曜21時、水曜22時、木曜22時、土ドラの4枠すべて、バラエティは4本の無料配信を実施している。1月に比べ一人当たりの視聴時間が大幅に拡大していると聞いている。また、初めて広告セールスも行っており、現在7社に提供いただいており、“見逃し視聴”のメディアとしては手応えを感じている。また、今回は許諾を得た上でユーザーの属性情報を取得する試みも行っており、得られたデータを基に、さらにサービス内容の向上に生かしたい。スポンサーにも理解をいただき、より提供社が増えるといいと思う。
Q.最新の営業概況について
2014年度通期は、前年同期比でネットタイム97.8%、ローカルタイム103.3%、スポット100.0%、トータル99.2%で、前年割れしたが、GRPの減少やタイム枠が残っている中で、営業は頑張ってくれた。ネットタイムは、2013年度には冬季オリンピック(ソチ大会)の特別セールスの売り上げがあったのに加え、2014年度は視聴率も厳しかった中、前年比97.8%という数字はとにかく評価したいと思う。一転して4月は市況がなかなか苦しく、今のところ前年同期比トータル95.8%の見込み。
Q.最新の映画事業およびイベント事業の概況について
4月18日から始まった「ドラゴンボールZ 復活のF」は、すでに観客動員は95万8200人、興行収入12億9800万円と、土日を一回しか挟んでいないのに驚異的な数字だと思っている。邦画史上最大規模の全国656スクリーンで、邦画では初めて「2D」「3D」「IMAX3D」「4DX」すべてのフォーマットで上映されている。子供だけでなくオールドファンにも楽しんでいただける作りになっており、ゴールデンウィークにさらに延びることを期待している。4月1日公開「エイプリルフールズ」は、観客動員58万9500人、興行収入7億5900万円のスマッシュヒットとなっている。3月21日公開「暗殺教室」は、すでに興行収入25億円を突破しており、今年の実写邦画第1位の大ヒットとなっている。
何よりうれしいニュースが入ってきたのが、6月13日公開の「海街ダイアリー」(監督:是枝宏和、出演:綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず 他)が、第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品が決まったこと。4姉妹がレッドカーペットを歩く姿が今から楽しみ。是枝監督作としては「そして父になる」(2013年公開)以来2作連続となる。受賞できたらもちろんうれしいが、ノミネートされたことだけでも名誉なことなので、是枝監督におめでとうと言いたい。(観客動員、興行収入の数字は4月23日現在)
Q.最新の事業概況について
現在3年ぶりに「平成中村座」が誕生の地・浅草で開催されており、非常に熱のある歌舞伎を公演している。各方面から評価をいただいている(5月3日まで)。シルク・ドゥ・ソレイユ「ダイハツ オーヴォ」は全国で好評をいただき、東名阪福4地区の累計入場者数が約120万人となった。4月23日から最終公演地・仙台が開幕した。前回2012年クーザが震災の影響で中止になり、5年ぶりのシルク・ドゥ・ソレイユ公演ということで、待ち望んでいたファンが駆けつけてくれていると聞いている。
Q.自民党部会にNHKとテレビ朝日が呼ばれ事情聴取が行われた件について
「政治権力の圧力ではないか」「呼びつけること自体萎縮させるのでないか」として疑問視する声があるが、どう考えているか?
我々は直接当事者の立場になく、聴取に至る詳細もその中身も承知しないので、基本的にコメントする立場にはないが、一般論として、我々テレビの報道はそんなに柔じゃないと信じている。もし仮に、実際に圧力となるようなことがあれば、当然そのことを毅然と報道するだけのこと。今後ともしっかり報道機関としての責務を果たしていく。
Q.BPOの在り方について疑問視する声も出ているが、評価と課題は?
我々はこれまでBPOから大変厳しいご意見やご指導などを頂いており、決して対応が優しいとは思っていない。チェック機能はしっかり果たされている、というのが率直な感想だ。もしBPOのそうした抑止力などへ疑問の声があるとするならば、果たしている機能、存在意義をより理解してもらうために、積極的に発信していく必要もあると思う。