ニュースリリース

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更新日:2014年6月3日

2014年5月度社長会見要旨(2014.5.30)

Q.4月改編の状況について

新番組は苦戦している。バラエティは認知してもらえるまでにある程度の時間がかかるので、すぐには結果が出ないと思っている。そこをドラマが支えなければならないところ、視聴率が振るわず不振の原因となっている。
木曜22時『続・最後から二番目の恋』は、周囲の声を聞くと視聴率はもう少し伸びてもいい気がするがまずまず。その他は予想より伸び悩んでいる。出演者が多彩にもかかわらず、いろいろ考え込みすぎたのか、プラスにできず中途半端になっているように思える。
お昼の『バイキング』は、制作現場が一番考えていると思うが、曜日でMCが日替わりの活かし方ところで悩んでいるのではないかと推察する。とはいえ、月曜日の「地引き網中継」などは見ていて楽しめ、ロケ先の系列局の視聴率が上がったという実績がある。かつて『めざましテレビ』で伊藤利尋アナウンサーが全国各地から生中継したコーナーが人気を呼び視聴率が上がった実績もあるので、系列局と連携し地方から視聴率を上げていく戦略もあるのではないかと考えている。

Q.『めちゃ2イケてるッ!』小保方さんのパロディーについて

内容は小保方さんの記者会見の設定をパロディーにし、『めちゃ2イケてるッ!』のレギュラーメンバーである重盛さと美さんの無知を面白がる企画だった。予告にその映像が含まれており、それを見た小保方さんの代理人から連絡が入った。
「小保方晴子さん」の名前をもじって「阿保方さん」としたのはよくなかったと思う。小保方さんを始め、多くの方に誤解を与え、心証を害した事は申し訳ないと思っている。ただ、私はその予告映像しか見ていないが、現場の判断で本編の放送を見送ったことについては彼らの判断を支持したい。
パロディーがすべてダメだということではなく、パロディーの対象者は適切か?公人か、私人か?放送することで被害を受ける相手はいないか?今それが視聴者にどう受け入れられるか?など、十分検討し慎重に判断していく必要があると思う。

Q.最新の営業概況について

4月の営業売上は、ネットタイム、ローカルタイム、スポットのトータルで前年同期比98.7%。スポットセールスは、3月の消費税増税前の駆け込み需要の反動で多少苦しんだところはあったが、市況は戻ってきており、5月、6月は前年を超えると見込んでいる。広告需要の高まりを逃さないためには視聴率の回復が急務だ。

Q.最新の映画事業の概況について

4月26日(土)から公開となった『テルマエ・ロマエII』は、5月29日現在、動員303万人、興行収入39億円を超えた。興行収入50億円を狙えると思っているが、前作を超えられるか今現場が頑張っているところ。

Q.最新の事業の概況について

シルク・ドゥ・ソレイユ「ダイハツ オーヴォ」日本公演(東京公演6月29日まで)は、堅調に推移している。東京公演は残りひと月を切ったがチケットは取り難い状況となっている。また、会場では当日券を求めるお客様も多く見られ、お台場という立地の特性を知ることができた。台場地区の賑いにも貢献している。7月からは大阪公演が始まるが、イメージキャラクターは関西を代表する芸人の今くるよさん、間寛平さん、坂田利夫さんという顔ぶれで、東京とはまた違ったキャンペーン展開が見られると楽しみだ。大阪でも大ヒットして欲しい。
上野の森美術館で開催中の「木梨憲武展」(2014/5/20~6/8)では、木梨さんが画家としての才能を発揮した作品を披露している。数多くのお客様に足を運んでいただいている。ぜひご覧いただきたい。