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更新日:2014年4月2日

2014年3月度社長会見要旨(2014.3.28)

Q.フジテレビ元社員の懲戒解雇に関して

フジテレビ元社員が関連会社の公金を私的流用した件について、誠に申し訳なく思っている。詳しい経緯は27日に広報よりリリースしているので割愛するが、残念ながら私もよく知っている人間で、大変遺憾というか腹立たしいという気持ちでいっぱいである。ブライダル事業の「ストーリア」は、現在約170組の方が挙式の予約をしてくださっているが、今のところ今回の一件でキャンセルやクレームが入っているという報告は受けていない。このように「ストーリア」のスタッフ、ウエディングプランナーのみなさんがしっかり働いて信頼を得ているにも関わらず、社長に任命された者がこのような不祥事を起こしたことが残念でならない。ともかく今は、「ストーリア」の事業を引き続き支えていきたいと思っている。
改めて、多大なるご迷惑をおかけしたお客様、関係者のみなさまに深くお詫び申し上げたい。

Q.2014年のここまでの状況について、及び2013年度を振り返って

1月クールのドラマが思ったほど盛り上がりを見せなかったこともあり、視聴率3位が定位置になりつつあるのは非常によくないと思っている。しかし、番組は元気を取り戻しつつある。3月に入って『笑っていいとも!』への注目が集まっているが、それを4月からの新番組にどう結び付けていけるかが重要だ。いずれにしても、1回の改編で急によくなるものではないが、ひとつヒット番組が出ると全然違うので今後に期待したい。

Q.4月改編が発表されたが、その狙いと新年度の抱負を

4月の改編率は、全日帯19.8%、ゴールデン帯29.4%、プライム帯32.6%と近年で一番大きくなった。負けている以上動かなければだめだと思う。リスクは承知で動く力強さを持たないといけない。そして、ともかく週末を強化することが急務。週末を制するものが全体を制すという気概で現場には頑張ってほしい。来年の4月改編までにどこまで強化できるか、この戦いをしばらく続けていかないといけないと思っている。

Q.『笑っていいとも!』の後番組が発表になったが、番組への期待などを

タイトルの『バイキング』は、最初に聞いたときは正直違和感があったが、『笑っていいとも!』という偉大な番組の後枠ということで、スタッフが荒波に打って出るという意志の表れではないかと思う。タイトルも大切だが、やはり何をやるかが重要。ティーンの在宅率が高くなる夏休みが視聴者をつかむチャンスなので、それまでにどれだけ知名度を上げられるかが勝負だ。とにかく新番組から一つでも二つでも芽が出てくることを期待している。

Q.『笑っていいとも!』のラストについて

ここ1~2週間の『笑っていいとも!』を見ていると32年の歴史の重さを改めて感じる。フィナーレに向けていろいろな番組にタモリさんに出演いただいているが、軒並み高視聴率を獲得している。タモリさんに育てられたスタッフたちが、また別のバラエティ番組のプロデューサーやディレクターに成長しており、みな育てられた恩義と尊敬の念をタモリさんに抱いている。この歴史をまた作るのは至難の業だと感じる。
新聞等でもタモリ論など、たくさん取り上げていただき、ひとつの文化と言っていいのではないだろうか。

Q.最新の営業概況について

2月はネットタイム、ローカルタイム、スポットのトータルで、前年同期比100%を超えたが、残念ながらスポットの売上は他局の後塵を拝した。
3月は『世界フィギュアスケート選手権』の注目が高く好調なセールスとなり、ネットタイムは前年同期比を超えそうだ。また、消費税増税の駆け込み需要の影響もあり、スポット市場も活況を呈した。ネットタイム、ローカルタイム、スポットのトータルで前年同期比100%を超えるところまで来ていると聞いている。
4月以降のスポットについては、スポンサーが増税後の様子見ムードとなっており、今現在、前年同期比90%台前半のようだが、過去の増税時のデータを見ると、5月くらいから戻ってくるようなのであまり市況は心配していない。

Q.最新の映画事業の概況について

2月15日より公開した『土竜の唄』は、三池崇史監督と初タッグを組んだ作品だが、狙ったヒットの形式が成功し、興行収入が20億円を超えた。フジテレビ映画の今までの路線とは若干違うが、このような作品もヒットするという自信がついたので、現場は次なる作戦を練っているようだ。
3月29日から『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』が全国282館で公開となる。前売り券も好調に推移し、連続ドラマの追い風もあるので期待している。4月26日公開の『テルマエ・ロマエII』は、前作以上にパワーアップしており、面白さも最上級なので、前作を超える作品になると楽しみだ。

Q.最新の事業の概況について

シルク・ドゥ・ソレイユ「ダイハツ オーヴォ」日本公演(東京公演6月29日まで)は、おかげさまで2、3月公演は完売。4月も9割以上のチケットが売れている。今回は開催場所を代々木からお台場に移したのでアクセス面で心配をしたが、お台場にたくさんのお客様が足を運んでくださり胸をなで下ろしている。東京公演終了の6月まで好調な推移を期待している。
毎年恒例の夏の社屋イベントは、開局55周年を迎えた今年からタイトルを「お台場新大陸」に変更し開催する。2020年に東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まり、これからさらなる盛り上がりを見せるお台場エリアを、さらに進化させ、そしてアピールしていきたいと考えている。「新大陸」という以上はエリアを広げたいと考えており、現在東京都と交渉している。また、毎年人気のコーナーは踏襲し、今までにない新しいものをどう構築していくか鋭意企画中だ。詳細は、後日発表するのでぜひ期待していただきたい。