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更新日:2013年7月10日

2013年6月度社長会見要旨(2013.7.5)

Q.改めて新社長のとしての抱負

株主総会を経て社長に就任して一週間だが、日々勉強という感じ。毎日決めなければいけないこと、前に進めなければいけないことが多いが、走りながら考えるしかないと思っている。
今回、組織を若干変更した。今まで「室」という社長直轄の組織が5室あったが、よりシンプルに「局」という機能をもっと充実させるべく21局1室とし、プロセス、決定のスピードを速める。
また、フジ・メディア・ホールディングス(FMH)と経営がはっきり別れたことで、経営企画局がFMHに移管された。とはいえ、フジテレビも経営の企画をしていかなければならないので、総合開発局を設け、経営企画局の一部を移管した。特区事業は、このセクションで青図を作り、FMHと相談しながら進めていくことになると思う。
従って、すべての事業が社長直轄ということではなく、各局について局長が判断をして経営陣に上げていくような仕組みで進めていきたい。
日々の仕事は局で行う、そうでないとスピード感がそがれてしまう。
私は就任前から、テレビを取り巻く環境の中でどうしても無視できない“ソーシャルメディア”等を代表とするネットのスピード感に、図体の大きくなったテレビ局がどんどん遅れていっている感じがしていた。周りのメディアに負けないくらいの速さを持っていないといけない、それがテレビ局だと思うので、決定のプロセスのスピードを速めるという意味で組織作りをした。
私に課せられているのは、フジテレビの命運を左右する視聴率の向上。焦ってはいけないと思うが、できるだけ早く復活できればと思っている。

Q.4月改編の総括

4月クールは非常にドラマが頑張ってくれた。6月月間はGP2位になった。特に3週目、4週目のプライムタイムで冠を2週続けて取れたのは、ドラマの貢献が大きいと思っている。
昨年末から大多常務が話していた、「短期的にはドラマ、中期的にはバラエティ、中長期的には情報・報道」という戦略が、端的に現れた改編ではなかったかと感じている。バラエティも徐々にではあるが頑張っている番組が出てきた。
当然いきなり1位になれるほど簡単なものではないと思っている。ただ、勝負のスタートラインにやっと立てた。1カ月でも2位を取ったという自信、自分たちも勝負に参加できる実力を持っている、ということを実感した。4月改編は実りが多かったと感じている。

Q.7月クールの番組について

7月改編は基本的にドラマの改編と考えていただいていいと思う。月曜9時の『SUMMER NUDE』は夏らしい番組になっている。夏場のロケでしんどいのに本当によくやっていると思う。火曜9時『救命病棟24時』は太鼓判を押せるヒットシリーズで、一視聴者として楽しみである。満を持して11年ぶりに復活となる水曜10時『ショムニ2013』は、職場の女性を取り巻く環境は11年前とはまったく違うが、何かしら今を捕らえてくれると思う。木曜10時『Oh,My Dad!!』は織田裕二の久々のコメディードラマだが、本当にコメディーの上手な役者なので楽しみだ。
4月クールのドラマの好調を引き継ぎ、バラエティもドラマに負けず切磋琢磨してやっていければいいと思う。

Q.最新の営業概況について

6月の確定数字は、ネットタイム、ローカルタイム、スポットのトータルで前年同期比96.3%。ネットタイムは、単発番組のセールスが非常に大きく貢献し同98.2%。第一四半期は4月、5月の落ち込みが尾を引き、同91.3%と若干苦戦を強いられた。
暑くなり、飲料、特にビール関係が前年比100%を超えているので、夏場のスポット出稿には期待が持てるのではないかと思う。『27時間テレビ』は既に完売した。

Q.最新の映画事業の概況について

『真夏の方程式』が公開6日間で動員67万7000人、興行収入8億2000万円弱。前作の『容疑者Xの献身』対比約90%だが、素晴らしいスタートで、これから夏休みを迎えるので期待している。台湾・香港等でも公開されているが、台湾ではドラマ『ガリレオ』がほぼ同時に放送されており、期待が高まっている。8月3日(土)公開の『謎解きはディナーのあとで』は、『FNS27時間テレビ』の放送日なので一緒にパブリシティをしていきたい。本格的なファミリー映画ということで頑張っていきたい。カンヌ映画祭審査員賞の『そして父になる』は公開日の前倒しが正式に決定、9月28日(土)公開する。一部地域では24日に先行公開。

Q.最新の事業概況について

ダイハツ「マイケル・ジャクソン・ザ・イモータル」日本ツアーは、東京・名古屋・福岡・大阪公演が無事終了し、30万6600人のお客様にご覧いただき非常に大盛況だった。“マイケル・ジャクソン”の知名度、“シルク・ドゥ・ソレイユ”のポテンシャルの高さが認知されているということで、非常に心強く思っている。