ニュースリリース
2020年10月22日
株式会社フジテレビジョン
第36回ATP賞テレビグランプリ
『ザ・ノンフィクション』“熱血和尚”シリーズ特別編がグランプリ!
『全国ハモネプリーグ』にも優秀賞

第36回ATP賞テレビグランプリ授賞式
『BSフジサンデースペシャル ザ・ノンフィクション特別編 おじさん、ありがとう~子供たちへ…熱血和尚の遺言』
【構成・演出】バンエイト・八木里美
第36回ATP賞テレビグランプリの授賞式が10月22日(木)に行われ、フジテレビとバンエイトが制作し、2020年1月19日(日)にBSフジで放送された『BSフジサンデースペシャル ザ・ノンフィクション特別編 おじさん、ありがとう~子供たちへ…熱血和尚の遺言』がグランプリを獲得した。本番組は【ドキュメンタリー部門】最優秀賞の受賞が既に決まっていたが、【ドキュメンタリー部門】、【情報・バラエティ部門】、【ドラマ部門】の3部門の最優秀賞の中から1番組が選ばれるグランプリも獲得。フジテレビ制作番組としては『フリーター、家を買う。』(2011年・第28回ATP賞テレビグランプリ)以来、9年ぶりのグランプリ受賞で、フジテレビ制作のドキュメンタリー番組では初めてとなる。
また、フジテレビとIVSテレビ制作が制作した2019年6月28日(金)放送の『アカペラ日本一決定戦 全国ハモネプリーグ』も【情報・バラエティ部門】優秀賞で表彰された。
ATP(Association of All Japan TV Program Production Companies:一般社団法人全日本テレビ番組製作社連盟)は、東京、大阪の主要テレビ番組製作会社約120社が加盟する団体。ATP賞は、創り手である製作会社のプロデューサーやディレクターが自ら審査委員となって優れた作品を選ぶ賞で、ドラマ部門、ドキュメンタリー部門、情報・バラエティ部門の3つのジャンルで、毎年100本を超える応募作品の中から、グランプリ、最優秀賞、優秀賞などが選ばれる。
グランプリを受賞した『BSフジサンデースペシャル ザ・ノンフィクション特別編 おじさん、ありがとう~子供たちへ…熱血和尚の遺言』は、『ザ・ノンフィクション』“熱血和尚”シリーズ(2019年6月2日(日)放送『ザ・ノンフィクション おじさん、ありがとう ~ショウとタクマと熱血和尚~』、2020年2月2日(日)放送『ザ・ノンフィクション モモコと熱血和尚 ~おじさん、ありがとう~』)を再編集した特別編だ。かつて“平成の駆け込み寺”と呼ばれ、非行や虐待、いじめ、薬物依存など、さまざまな理由から親元で暮らせなくなった子供たちの居場所となった小さな寺が舞台。子供たちから“おじさん”と呼ばれ、第二の父親のような存在だった寺の住職・廣中邦充(ひろなか・くにみつ)さんは、肺がんに冒されながらも病と闘い、最期まで子供たちに手を差し伸べ続けた。熱血和尚と悩める子供たちの心の触れ合いを描いている。
“熱血和尚”シリーズ『おじさん、ありがとう ~ショウとタクマと熱血和尚~』は、2020年日本民間放送連盟賞【番組部門】テレビ教養番組最優秀賞や第57回ギャラクシー賞奨励賞を受賞したほか、ニューヨークフェスティバル2020ではドキュメンタリー宗教/哲学部門・銀賞、国連グローバルコミュニケーション賞・銅賞をダブル受賞するなど、国内外から高い評価を受けている。

第36回ATP賞テレビグランプリ授賞式
『アカペラ日本一決定戦 全国ハモネプリーグ』
左から)【プロデューサー】IVSテレビ制作・佐藤基、【チーフプロデューサー】フジテレビ・北口富紀子、
【ディレクター】IVSテレビ制作・武田喜栄
一方、【情報・バラエティ部門】で優秀賞を受賞した『アカペラ日本一決定戦 全国ハモネプリーグ』は、楽器を使わず声だけで仲間とハーモニーを奏で、アカペラ日本一を競うバラエティー番組。『全国ハモネプリーグ』シリーズは2001年のスタートから今年で20年目を迎える人気番組だ。今回優秀賞を受賞した昨年6月28日(金)の放送は、4年間の沈黙を破り久々の“ハモネプ”開催となり、全国から610組3329人の応募があった。その中から学生、会社員、主婦、小学校教師、薬剤師、アートディレクター、元ミュージカル子役、米国バークレー音大卒業生など、さまざまなプロフィールを持つグループが参加。収録中には、採点結果を見た出場者たちが感極まって思わず涙を流す場面も……。選ばれし15組のグループのハイレベルなパフォーマンスとアカペラに青春をかける姿が大きな反響を呼んだ。

“熱血和尚”シリーズ・病床の廣中和尚を見舞うタクマ

『アカペラ日本一決定戦 全国ハモネプリーグ』
受賞コメント
グランプリ 受賞
『BSフジサンデースペシャル ザ・ノンフィクション特別編
おじさん、ありがとう~子供たちへ…熱血和尚の遺言』
チーフプロデューサー・西村陽次郎(フジテレビ情報企画開発センター)
「『ザ・ノンフィクション』は、1995年の番組開始以来、国内外で数多くの受賞をしてきましたが、ATP賞でのグランプリ受賞は26年目を迎える番組としてだけでなく、フジテレビのドキュメンタリー番組としても初の快挙となりました。この“熱血和尚”シリーズは、地上波の『ザ・ノンフィクション』で2つの物語を放送し、大きな反響と高い視聴率を得ましたが、受賞作である2時間の「特別編」は、足掛け12年の長きにわたる取材をまとめた集大成と言える作品です。現在のテレビをとりまく制作環境では、なかなか難しくなった長期にわたる映像記録が高く評価されたことは、大変うれしく思いますし、映像の持つ力を私たちも再認識できる機会となりました。ありがとうございました」
【情報・バラエティ部門】優秀賞 受賞
『アカペラ日本一決定戦 全国ハモネプリーグ』
チーフプロデューサー・北口富紀子(フジテレビ第二制作室)
「第3次ハモネプブーム到来と言われていた昨年、4年間の沈黙を破って『ハモネプ』の放送に踏み切りました。ありがたいことに出場者の応募が殺到し、とてもハイレベルな戦いとなりました。また、ディズニーとのコラボも実現しミッキーマウスが応援に来てくれたり、ハモネプ卒業生のHIKAKINも後輩たちのパフォーマンスを見守ってくれたりと、とても豪華な放送になりました。『ハモネプ』は、楽器を使わず声だけで仲間とハーモニーを奏でます。だからこそ、出場者たちの本気のパフォーマンスの裏にはたくさんのドラマがあり、私自身、何度も見ても涙を流しました。このような感動が皆様に伝わったことが、この素晴らしい賞をいただけることになった要因だと思います。ATP賞を頂き、スタッフ一同、大変うれしく、ありがたく思っております。視聴者の皆様に美しいハーモニーとますますの感動をお届けしていきますので、これからも『ハモネプ』の応援、よろしくお願いします。この度はありがとうございました」
◆フジテレビ制作番組のATP賞テレビグランプリ・グランプリ受賞歴
- 第8回 (1991年) 『カノッサの屈辱』 (日本テレワーク/フジテレビ)
- 第12回(1995年) 『料理の鉄人』 (日本テレワーク/フジテレビ)
- 第21回(2004年) 『白い巨塔』 (共同テレビジョン/フジテレビ)
- 第28回(2011年) 『フリーター、家を買う。』 (共同テレビジョン/フジテレビ)