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2019年11月22日

株式会社フジテレビジョン

『前略、めぐみちゃんへ ~横田夫妻、最後の戦い~』が
アジア太平洋地域最大級の番組コンクール、ABU賞で
テレビ部門・ABUパースペクティブ賞を受賞!

左から)勝村政信、菊池桃子、佐竹正任
左から)勝村政信、菊池桃子、佐竹正任

 ABU(アジア太平洋放送連合)が主催するABU賞の授賞式が11月21日(木)、東京・京王プラザホテルで開催され、フジテレビが2019年3月30日(土)に放送した『前略、めぐみちゃんへ ~横田夫妻、最後の戦い~』がテレビ部門・ABUパースペクティブ賞を受賞した。

 アジア太平洋地域最大級の番組コンクールであるABU賞は、ABUに加盟する放送機関が制作したテレビ・ラジオ番組の中で優れた作品に贈られる賞で、今年は、加盟機関から応募があったテレビ・ラジオ・ニューメディアを合わせて280作品が対象。ABUパースペクティブ賞は毎年変わるテーマに最も即した番組を表彰するもので、今年のテーマは“前進(Moving Forward)”だった。

 今回、ABUパースペクティブ賞を受賞した『前略、めぐみちゃんへ ~横田夫妻、最後の戦い~』は、横田滋さん・早紀江さん夫妻が、13歳の時に突然いなくなった娘、めぐみさんの行方を追い、その帰宅を信じて戦い続けてきた日々を追っている。二人が不屈の精神をもってあきらめずに42年間にわたって“前進”する姿を、「ドラマ」「報道映像」「独占取材ドキュメンタリー」を織り交ぜて、丁寧に描き出した。

 番組を企画したフジテレビ編成メディア推進部の佐竹正任は、表彰を受け「拉致され家族の元に帰れないでいる人々がいるという事実を、日本国民に忘れないでほしい。その願いを、菊池桃子さん、勝村政信さんに共有していただき完成したドキュメンタリードラマが、“前進”をテーマとするABU賞パースペクティブ部門で表彰いただいたことを大変うれしく思っています」と受賞の喜びを語った。

コメント

番組内「ドラマ」で横田早紀江役を演じた菊池桃子のコメント

「まずこの受賞について、横田夫妻に喜びをお伝えしたいと思います。難しい役でしたが、スタッフの熱意に心動かされて懸命に演じました。このような賞をいただけてうれしいです。この事件のことについて若い世代がよく知らないと答えると聞いています。そういった意味でもこのような作品にたずさわれて、また新しい世代にこの事実を伝えていくことに挑戦できたことをありがたく思います」

企画:佐竹正任(編成メディア推進部)

「この受賞をきっかけに、世界の人々に拉致問題の壮絶な悲劇を知っていただくことができれば、この上ない幸せです。しかし、時間がありません。病院に長期入院中の横田滋さんは86歳、早紀江さんも83歳、ほかの拉致被害者家族たちの高齢化も進んでいます。すべての拉致被害者たちが北朝鮮から即時一括帰国できる日は、世界が望めば必ずやってきます。そんな日を一刻も早くたぐり寄せるべく、これからもメディアの一員として活動を続けていきたいと思います」

横田早紀江さん

「この番組に栄誉ある賞を与えられたことを大変うれしく思います。たゆまぬ情熱を持って全力で作り上げた作品に、天は必ず素晴らしい結果を与えてくれると、改めて認識いたしました。これを機に、世界のもっとたくさんの人々に、この番組を見ていただけることを心から願っています」

ABU(アジア太平洋放送連合)とは

加盟機関のラジオ・テレビ番組制作の向上を図り、アジア・太平洋域内の国民の教育・文化水準を高めるとともに、相互の国際理解を促進することを目的として、1964年に設立された。73の国と地域から279の放送機関が加盟している。

番組概要

横田夫妻:横田滋さん、横田早紀江さん
横田夫妻:横田滋さん、横田早紀江さん

タイトル

『前略、めぐみちゃんへ ~横田夫妻、最後の戦い~』

放送日時

2019年3月30日(土)15時30分~17時30分

※FODプレミアムで配信中
https://fod.fujitv.co.jp/s/genre/information/ser3447/

スタッフ

企画
佐竹正任
演出
及川博則
プロデューサー
織田雅彦・井上義則

出演者

●ドラマ

横田早紀江
菊池桃子
横田滋
勝村政信

ほか

●ドキュメンタリー

・横田滋
・横田早紀江
・蓮池薫
ほか