ニュースリリース

一覧へ>>

2018年10月17日

株式会社フジテレビジョン

あの一大ブームを巻き起こしたドラマがハリウッドでリメーク!!
ハリウッド版・ドラマ『電車男』
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!

左から)アミューズ Group USA副社長 ヒロコ・スタンホープ、ヴァーティゴエンターテイメント・エグゼクティブ プロデューサー マイク・コノリー、フジテレビ常務取締役 大多亮、グローバルロードテレビジョン・国際制作事業部長 イーライ・シブリー、フジテレビ・コンテンツ事業室部長職 久保田哲史

左から)アミューズ Group USA副社長 ヒロコ・スタンホープ、ヴァーティゴエンターテイメント・エグゼクティブ プロデューサー マイク・コノリー、フジテレビ常務取締役 大多亮、グローバルロードテレビジョン・国際制作事業部長 イーライ・シブリー、フジテレビ・コンテンツ事業室部長職 久保田哲史

 フジテレビは、フランス・カンヌで開催中の世界最大のコンテンツ見本市MIPCOMで、アメリカ・グローバルロードテレビジョンがドラマ『電車男』(2005年7月期)のハリウッドリメーク版の制作を開始することを、発表しました。フジテレビからも、コンテンツ事業室の久保田哲史が、プロデューサーの一人として参加します。日本の地上波放送局が制作したドラマが、ハリウッドでリメークされるのは初めてとなります。

“電車男”は2004年3月、インターネットの巨大掲示板で生まれた実話です。
 「彼女いない歴=年齢」で、アニメとゲームを愛するオタク男性が、電車の中で酔っ払いに絡まれている女性を、勇気を振り絞って助けます。オタク男性は彼女に一目ぼれしたものの、女性に免疫がありません。彼は、ハンドルネーム(ネット上のニックネーム)“電車男”と名乗り、掲示板に彼女との出会いのきっかけや彼女への誠実で切実な思いを書き込んでいきます。彼女との仲がうまくいくには、どうすればいいのか悩んだ“電話男”は、掲示板の住人達にアドバイスを求め、彼のつたなくもいちずな気持ちに共感したネット住人の応援を受けて、ついには彼女と結ばれるという話です。
 このネットから生まれた純愛物語は、まとめサイトにもなり、多くのブログで紹介されるなど、急速に広がっていきました。そして、2004年11月には「電車男」(新潮社著:中野独人)として書籍化。フジテレビがテレビドラマ化すると、最高視聴率25.5%、全11話の平均視聴率21.2%の大ヒットとなりました。
 また、2006年7月には英語訳書籍「Train Man」が発売されるなど、世界にもこの物語が広まりました。
 そして、ついにハリウッド版・ドラマ『Train Man』として、さらに大きく世界へと羽ばたいていく、日本作品としてこれまでにない展開となります。
このプロジェクトは、マッチングイベント「J-CREATION: A FIRST LOOK SHOWCASE」(※)を通じて実現したもので、「J-CREATION」にとっても、日本のIP(知的財産)をリメークするプロジェクトの第一号になります。

※「J-CREATION: A FIRST LOOK SHOWCASE」とは

Amuse Group USAが主催するマッチングイベント。
次世代の世界的なヒット作を生み出すビジネスチャンス創出の場として、毎年アメリカ・ロサンゼルスで開催される。ハリウッドのメジャースタジオ・TVネットワーク・制作会社エージェントなどを対象に日本の優れたエンターテインメント・コンテンツを紹介する。

フジテレビの名作ドラマがハリウッドの豪華制作陣によってリメーク始動!!

 ハリウッド版・ドラマ『電車男』の制作スタッフ陣は、制作総指揮にエミー賞を受賞したこともあるフィル・ローゼンタール(代表作:『Everybody Loves Raymond(HEY!レイモンド)』(1996年~2005年)、プロデューサーにアカデミー作品賞も受賞した映画「The Departed(ディパーテッド)」(2006年)や日本でもおなじみの映画「The Ring(ザ・リング)」(2002年)、「The Lego Movie(LEGO® ムービー)」(2014年)などをプロデュースしたロイ・リー(アメリカ・ヴァーティゴエンターテイメント)。監督は「Hairspray(ヘアスプレー)」(2007年)、「Step Up(ステップ・アップ)」(2006年)などを演出したアダム・シャンクマン(アメリカ・オフスプリングエンターテインメント)と豪華スタッフが集結します。

フィル・ローゼンタール アダム・シャンクマン ロイ・リー

フィル・ローゼンタール     アダム・シャンクマン          ロイ・リー

フジテレビコメント

フジテレビ常務取締役 大多亮コメント

「日本独自の“オタク”をコミカルに、しかしながら一人の人間としての成長を真摯に描いたフジテレビの大ヒットドラマ『電車男』が、ハリウッドというとてつもなく大きい舞台でリメークされるプロジェクトが始動したことを喜ばしく思います。インターネット黎明期の日本で起きた出来事をベースにした本作が、舞台を現代のネット社会に移すことで、どんな作品に生まれ変わるのか楽しみにしています」

「J-CREATION」主催・アミューズGroup USAコメント

アミューズGroup USA社長 畠中達郎

「日本を代表する有力なIPの海外展開に関わる事が出来て、非常に光栄に思います」

ハリウッド版ドラマ『電車男(Train Man)』制作陣コメント

制作総指揮 フィル・ローゼンタール

「長年にわたる日本版『電車男』のファンとして、アダムと共に、愛の力、勇気、コミュニティーといった、希望と普遍的なメッセージに満ちたこのドラマを、我々の解釈でお見せできることに胸が高鳴ります。オタクの世界から飛び出そうと奮闘する主人公、そして匿名のネット住民たちの応援は、10年前にドラマを見た頃と変わらず、今でも感動的であり、共感できるものです」

監督 アダム・シャンクマン(アメリカ・オフスプリングエンターテインメント)

「この素晴らしいチームの一員になれて、心からワクワクしています。フィルは、業界の中で一番面白く、温かい心を持った人です。誰もが抱き、経験してきた希望、夢、成功、失敗に訴えかけるこのプロジェクトに参加できる日を心待ちにしております。『電車男』のコンセプト、彼のオモテとウラの顔、恐怖心と弱点は、音楽を奏でるようなシリーズ化に最適の要素です。ユニークかつ爆発的に人気なこの世界は、独特なストーリーテリングを可能にしてくれる、豊かな環境です」

プロデューサー ロイ・リー(アメリカ・ヴァーティゴエンターテイメント)

「私は長年にわたり、外国語作品のリメークを多数手がけてきました。フジテレビのパートナーとして手がける初めての作品が『電車男』で大変うれしく思います。このプロジェクトを何年にもわたって見守ってきましたが、才能あふれるクリエイターたちを集められた時、ようやく愛すべきこのプロジェクトを市場に出す日が来たのだと確信しました。フィル、アダムのビジョンを形にする手助けができることを楽しみにしております」

プロデューサー 久保田哲史(フジテレビ)

「『電車男』が、日本を飛び出し『Train Man』に!ハリウッドのクリエイター達がどのような『Train Man』にしてくるか楽しみであると同時にこの作品に関わっていける事を誇りに思います」

「電車男」原作小説関係者コメント

電車男

「久しぶりになんかキタ━━━━(゜∀゜)━━━━!?僕も楽しみにしています」

中の人(「電車男」まとめサイト管理人)

「電車男を応援していたネット住人は当時“いったい誰が、アレがあんな怪物にまで成長すると予想できただろうか”と語った。ましてや14年の時を経てハリウッドに進出するなど、微塵も想像しなかったに違いない」