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テレビ美術の最高の栄誉・伊藤熹朔賞本賞を受賞
『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- THE THIRD SEASON』

　第45回伊藤熹朔賞授賞式が9月8日（土）に都内で開催され、フジテレビで2017年7月期に放送したドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- THE THIRD SEASON』のセットデザイナー飯塚洋行（株式会社フジアール）が本賞を受賞しました。
　伊藤熹朔賞は日本で唯一のテレビ美術専門の賞で、本賞はテレビ美術界で最高の栄誉とされます。今回の本賞は、「全体を通してドラマの世界観を見事に表現した高品質な美術」が表彰されるもので、ドラマのメーン舞台である救命救急センターのデザインが「シャープで緊張感のある病院セットは、洗練されたデザインと計算された色彩計画で圧倒的な空間を創りだしている」と高く評価されたほか、ドクターヘリで駆けつける救命医たちが活躍する様々な事故現場についても、「迫力ある臨場感にあふれた事故現場セットは、撮影に必要な空間を保ちながらも実にリアルに再現している」と評価されました。
　なお、飯塚デザイナーは現在大ヒット公開中の映画「劇場版コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命–」のセットデザインも手掛けています。

※伊藤熹朔賞とは

舞台美術家として多大な業績をのこした伊藤熹朔をしのび、その名を永遠にとどめるため1973年に始まった賞で、舞台美術に功績のあった人を顕彰する。98年までは日本舞台テレビ美術家協会が舞台とテレビの両部門を対象として実施していたが、99年からテレビについては日本テレビ美術家協会（現・特定非営利活動法人 テレビ日本美術家協会）が実施している。

※過去のフジテレビ番組　伊藤熹朔賞本賞受賞歴

・第1回（1973年）　妹尾河童　『ミュージックフェア』

・第20回（1992年）　根本研二　『北の国から '92巣立ち』

・第21回（1993年）　荒川淳彦　『あすなろ白書』

・第23回（1995年）　山本修身　『王様のレストラン』

・第38回（2010年）　柳川和央　『フジテレビ開局50周年ドラマ　わが家の歴史』

デザイナー・飯塚洋行（フジアール）コメント

「今回この作品の美術デザインで第45回伊藤熹朔賞本賞を受賞させて頂いたこと、とてもうれしく思っています。毎年優れた美術セットをデザインしたデザイナーに贈られるこの賞は、美術デザイナーを志した時からの遠い夢でもありました。
2017年1月に、脚本作りと同時進行でセットの打ち合わせをしたいと番組プロデューサーに呼ばれてから1年間、日々全力で『コード・ブルー』に向き合ってきました。その結果がデザイン、そして画面に表れて評価して頂けたのだと感じています。『コード・ブルー』だからこそ受賞できたのだと思いますし、この作品に参加できたことを感謝したいと思います」