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2018年5月21日

株式会社フジテレビジョン

第71回カンヌ国際映画祭でパルムドール(最高賞)受賞!!
http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

6月8日(金)公開の是枝裕和監督の最新作「万引き家族」(製作:フジテレビジョン、ギャガ、AOI Pro.)が、第71回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に正式出品され、最高賞であるパルムドールを受賞しました。
日本時間5月14日(月)に行われた「万引き家族」公式上映では、約9分に渡るスタンディングオベーションがおこり、辛口で知られる海外メディアからも賛辞が飛び交い、高評価を得るなど受賞への期待が高まっていました。そして、日本時間5月20日(日)(現地:5月19日(土)夜)に行われた授賞式でパルムドールに選出。
日本映画がパルムドールを受賞するのは、第50回カンヌ国際映画祭(1997年)で今村昌平監督作品「うなぎ」が受賞して以来21年振りの快挙となります。

授賞式での是枝裕和監督コメント

「さすがに足が震えています。この場にいられることが本当に幸せです。そして、この映画祭に参加するといつも思いますが、映画をつくり続けていく勇気をもらいます。そして、対立している人と人を、隔てられている世界と世界を映画が繋ぐ力をもつのではないかという希望を感じます。今回みなさんにいただいた勇気と希望を、まず一足早く戻ったスタッフとキャストに分かち合いたいですし、作品が選ばれたにも関わらず、ここに参加できなかったふたりの監督たちとも分かち合いたいですし、これから映画をつくり、ここを目指す若い映画の作り手たちとも分かち合いたいと思います。ありがとうございます」

ストーリー

高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治と信代の夫婦、息子の祥太、信代の妹の亜紀の4人が転がり込んで暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である初枝の年金だ。足りない生活費は、万引きで稼いでいた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、互いに口は悪いが仲よく暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子を、見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。だが、ある事件をきっかけに家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく──。

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