ニュースリリース

一覧へ>>

2017年6月19日

株式会社フジテレビジョン

日本作品では22年ぶりの快挙!アヌシー国際アニメ映画祭最高賞受賞
「夜明け告げるルーのうた」

 6月12日(月)から17日(土)までフランスで開催された、「アヌシー国際アニメーション映画祭2017」(以下、アヌシー映画祭)において各賞が発表され、湯浅政明監督による最新作「夜明け告げるルーのうた」が長編部門のグランプリにあたるクリスタル賞を受賞しました。
 日本の作品がグランプリをとるのは「平成狸合戦ぽんぽこ」(1994年公開、1995年受賞、高畑勲監督)以来22年ぶりの快挙となります。

 アヌシー映画祭は、今年度は95カ国、2,850作品の応募があり、本作を含む229作品が各部門に選出されていました。

 本作は星野源が主人公の声優を務めることでも大きな話題となったアニメ映画「夜は短し歩けよ乙女」(2017年)をはじめ、テレビアニメ『四畳半神話大系』(2010年)、『ピンポン THE ANIMATION』(2014年)など圧倒的な独創性で、国内外のファンを魅了する湯浅政明監督による長編アニメーション映画。湯浅監督は、当映画祭には本作で3度目の参加、初の長編部門でのノミネートを経て今回の受賞となりました。

「夜明け告げるルーのうた」は、寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)を舞台に、心を閉ざした中学生の少年・カイが、人魚の少女・ルーとの出会いと交流を通して、本当の気持ちを伝えることの大切さを教えてくれる、青春感動ストーリーです。

湯浅政明監督コメント

「スタッフキャストの皆様おめでとう!!応援してくださった方々もありがとうございます。良かった!!」

「アヌシー国際アニメーション映画祭」とは

ザグレブ、オタワ、広島と並ぶ世界4大アニメーション映画祭の一つ。カンヌ映画祭からアニメ部門が独立し1960年に設立、世界最大にして、最も歴史の古いアニメーション映画祭として知られている。映画祭に併せて、アニメーション見本市MIFAも同時開催されるため、世界中から関係者が集まり、ビジネスの場としても注目されている。これまで日本作品が数多くノミネートされており、1993年の宮崎駿監督「紅の豚」、1995年の高畑勲監督の「平成狸合戦ぽんぽこ」は共にグランプリを受賞、2007年の細田守監督「時をかける少女」は特別賞、2011年の原恵一監督「カラフル」は特別賞と観客賞のダブル受賞、そして2015年の原恵一監督の「百日紅 ~Miss HOKUSAI~」は審査員賞を受賞している。