ニュースリリース
2016年3月17日
株式会社フジテレビジョン
フジテレビがアニメ「ノイタミナ」の新作を
Amazonプライム会員向け映像配信サービス「プライム・ビデオ」に包括提供
放送直後に独占配信 および第1話に限り放送前に先行配信予定、
海外でも順次配信予定

2016年4月7日スタート ノイタミナ『甲鉄城のカバネリ』
©カバネリ製作委員会
フジテレビは、Amazonが日本及び海外で運営するAmazonプライム会員向け見放題・映像配信サービス「プライム・ビデオ」に対し、2016年4月よりフジテレビのアニメ枠「ノイタミナ」(毎週木曜24時55分~25時25分)で放送する新作を独占かつ包括的に提供することが決まりました。これにより、毎話放送直後の木曜27時~「プライム・ビデオ」を通じて日本で独占配信とともに海外でも順次配信、また、各作品の第1話に限り放送に先駆け、放送前日の水曜24時~「プライム・ビデオ」で配信される予定です。Amazonを通じて包括的にコンテンツを海外独占配信する試みは、日本の放送局としては初めてとなります。
「ノイタミナ」は、2005年4月にアニメの常識を覆し、広い層にアニメを見てもらいたいという思いから深夜に設立したアニメ枠で、これまで幅広いジャンルのアニメを制作、放送してきました。『ハチミツとクローバー』『のだめカンタービレ』ほかヒット作を生み、『東のエデン』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『PSYCHO-PASSサイコパス』は劇場化まで発展しています。この「ノイタミナ」で2016年4月7日より放送の『進撃の巨人』の荒木哲郎監督とWIT STUDIOによる新作『甲鉄城のカバネリ』を皮切りに、日本のみならず海外のAmazonのプライム会員向けに提供していきます。
この「ノイタミナ」のコンテンツを放送とほぼ同時に「プライム・ビデオ」を通じて海外でも配信することは、日本の枠を超え多くの人々に視聴可能となることに加え、アニメにとって重要なマーチャンダイジング事業も合わせて多角的に展開できるため、「フジテレビアニメ」のブランディングを高める上で重要な機会だと捉えています。
フジテレビはこれを機に、海外の市場展開も視野に入れた長編劇場アニメやシリーズ作品の制作などにも積極的に取り組み、アニメ事業を大きく成長および確立していきたいと考えています。
コメント
ジェームズ・ファレル(アマゾン・ジャパン株式会社 プライム・ビデオ コンテンツ事業本部長
アジア・パシフィックリージョナルヘッド)
本日「ノイタミナ」アニメとの協業について発表できることを大変嬉しく思います。これによってAmazon「プライム・ビデオ」をご利用される世界中のアニメ好きなお客様に、最良の作品をお届けできるようになりました。昨年9月に日本でAmazon「プライム・ビデオ」がスタートして以来、アニメ作品は新たな作品が配信されるたびに最も視聴されている作品の上位を占めております。 『甲鉄城のカバネリ』 が4月に配信される際にはお客様からどのような反響が返ってくるか、いまからとても待ち遠しいです。
清水賢治(フジテレビ執行役員総合開発局長)
「ノイタミナ」のコンテンツを海外でほぼ同時配信することは、「フジテレビアニメ」のブランディングを高める重要な取り組みと捉えています。アニメの海外進出時の問題点の一つとして海外のメディアコストが高額であるということが挙げられますが、海外で同時配信できるAmazonのネットワークはそのハードルをたやすく越えることができます。また、Amazonの展開するeショップは圧倒的な顧客数を獲得しているため、マーチャンダイジング事業が重要な収益源となっているアニメというジャンルにおいて、配信とマーチャンダイジング事業を同時に多角展開することも可能です。この環境は、ユーザーにとっても我々にとっても最もいいネットワークであると捉えています。この取り組みを機に、海外の市場展開も視野に入れた「フジテレビアニメ」としての長編劇場アニメやシリーズものなどを積極的にしかけていきたいと考えております。
「ノイタミナ」概要
2005年4月、木曜深夜24時台に設立したフジテレビのアニメ枠。名前の由来は「Animation」を逆さから読んだもの。「アニメの常識を覆したい」「コアなターゲットだけでなく広い層の視聴者にアニメを見てもらいたい」という思いからつけられた。『ハチミツとクローバー』『のだめカンタービレ』『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』『PSYCHO-PASSサイコパス』など。2009~2010年には『東のエデン』、2013年には『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、2015年には『PSYCHO-PASSサイコパス』を劇場化。現在、フジテレビ他18局にて放送中。
日本での主な受賞歴
2007年 「ノイタミナ」枠が第13回AMDアワード年間コンテンツ賞優秀賞受賞
2009年 『東京マグニチュード8.0』が第13回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞
2010年 『四畳半神話大系』が第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞受賞(テレビアニメでは史上初)
2010年 『東のエデン』が第9回東京アニメアワードフェスティバル優秀賞テレビ部門受賞
2015年 『ピンポン』が第14回東京アニメアワードフェスティバル アニメオブザイヤー部門テレビ部門グランプリ受賞
『甲鉄城のカバネリ』概要
アニメ『進撃の巨人』を手がけた荒木哲郎監督とWIT STUDIOによる新作オリジナルアニメーション。物語は、蒸気機関が発達した島国「日ノ本(ひのもと)」を舞台に、鋼鉄の皮膜に覆われた心臓を持つ生ける屍=「カバネ」と人との生き残りを懸けた戦いが描かれる。蒸気機関車「甲鉄城」に乗り込み、少年少女らが「カバネ」に立ち向かう、スチームパンク・サバイヴ・アクション。荒木哲郎監督、WIT STUDIOを柱に、シリーズ構成として『コードギアス』大河内一楼、キャラクター原案には『超時空要塞マクロス』美樹本晴彦を迎えた豪華スタッフで構成している。
放送日時
4月クール、毎週木曜24時55分~
※初回放送4月7日(木)は24時25分~
キャスト
生駒(いこま) :畠中祐
無名(むめい) :千本木彩花
菖蒲(あやめ) :内田真礼
来栖(くるす) :増田俊樹
逞生(たくみ) :梶裕貴
鰍(かじか) :沖佳苗
侑那(ゆきな) :伊瀬茉莉也
巣刈(すかり) :逢坂良太
吉備土(きびと):佐藤健輔
美馬(びば) :宮野真守
スタッフ
- 監督
- 荒木哲郎『DEATH NOTE』『ギルティクラウン』『進撃の巨人』
- シリーズ構成/脚本
- 大河内一楼『プラネテス』『コードギアス』
- キャラクター原案
- 美樹本晴彦『超時空要塞マクロス』
- 音楽
- 澤野弘之『進撃の巨人』『機動戦士ガンダムUC』
- アニメーション制作
- WIT STUDIO『進撃の巨人』『屍者の帝国』
コピーライト
©カバネリ製作委員会
公式サイト
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https://twitter.com/anime_kabaneri