ニュースリリース
2015年11月10日
株式会社フジテレビジョン
平成27年日本民間放送連盟賞 技術部門 最優秀賞を受賞しました
フジテレビは「1.2GHz/2.3GHz帯 受信アンテナの開発」で、平成27年日本民間放送連盟賞 技術部門 最優秀賞を受賞しました。
放送局がこれまでロードレース等で使用していた700MHz帯のFPU(放送局専用の映像・音声伝送無線装置)及びA型ラジオマイク(ワイヤレスマイク)は、2018年度末までに新周波数帯(1.2GHz帯及び2.3GHz帯)に移行することが決まっています。
フジテレビは、新周波数帯に対応した受信アンテナの開発を2013年1月より開始し、今年2月の「東京マラソン2015」において、日本初の新周波数帯のワイヤレスカメラの運用を行い、その後ゴルフ中継のワイヤレスカメラ等、限定されたエリアでの実績を積んできました。そして今年10月の「第27回出雲全日本大学選抜駅伝競走」では、本来の目的である第1移動中継車の伝送装置として運用し、番組中継を行い、成功しました。
今回の受賞は、1.2GHz帯および2.3GHz帯において3つのタイプのコンパクトな受信アンテナを、新規に開発・実用化したことにより、700MHz帯からの移行途上にあるFPU/ラジオマイクの運用において、実務面の安全性とさまざまな環境下での伝送安定性を両立し、番組制作・中継技術の高度化と周波数の有効利用に大きく貢献したことが評価されたものです。
※日本民間放送連盟賞は、番組、CM、放送技術の向上と、放送活動のより一層の発展を図ることを目的に、日本民間放送連盟(民放連)が1953(昭和28)年に創設した賞です。

ラジオマイク用アンテナ

以上