番組審議会
第541回 番組審議会議事録 概要
1.開催日時
2024年10月9日(水) 12時00分より
2.開催場所
東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社ビル10階 大会議室
3.出席者
- 委員長
- :
- 但木敬一
- 副委員長
- :
- 岡室美奈子(リポート出席)
- 委員
- :
- 井上由美子、小山薫堂、最相葉月、齋藤孝、舞の海秀平、三浦瑠麗
- 局側
- :
- 遠藤副会長、港社長、小林専務取締役、矢延専務取締役、金光取締役・FMH社長、
立松執行役員編成局長、大野執行役員情報制作局長、渡邉報道局長
坪田コンプライアンス推進室長、出澤秘書室長、中嶋編成戦略センター室長兼編成部長、佐野考査・放送倫理部長、森本技術局電波担当、宮下情報企画開発部長
番組関係者/吉田スポーツ局長、加納スポーツ制作センター室長兼すぽるとニュース制作部長、P・荻谷、CD・柿沼、編成・加藤
事務局/番組審議室
4.議事
審議番組:『すぽると!』(9月29日放送)
各委員からは、審議番組に関して以下のような意見が出された
- 3m75cmの所にバレーボールをつるすのは、超人的なスポーツ選手の能力がはっきり分かる演出。
- 中心に千鳥さんがいて、スポーツ選手やゲストが話しやすい雰囲気になっているところが番組の良さ。
- 一般の人は、アスリートの食事や体づくり、トレーニング方法にも興味を持っており、面白いと思う。
- 逆境を乗り越え、苦労して這い上がってきたアスリートをドキュメンタリーのように取り上げると、視聴者にも希望や活力が湧いてきて、明日から頑張ろうという気持ちになるのではないか。それがスポーツの存在意義でもあるのではないか。
- 大谷選手の活躍でスポーツ番組として注目され、良い風が吹いている一方で、他番組との差別化への苦労が推察される中、VTRが非常に工夫されていて面白かった。
- マイナースポーツにスポットを当て、新しいスターを発掘したり、あまり知られていないスポーツの面白さを番組から発信するような作りをしてみては。
- スポーツの専門性では物足りないと感じる人もいるかも知れないが、肩の凝らないカフェトークみたいな感じで、その中にテンポの良い紹介のVが入るのは構成として見やすさもあった。
- Vのクオリティーやキャスターの手際など優れているので、どこか一つ抜けを作るだけで、他にないフジテレビらしいスポーツニュースを作り上げられるのではないか。
- 専門用語が飛び交う中で、テロップやショート解説コーナーなどで補足があると、そのスポーツに興味を持てるのでは。
- スポーツはルールを知ってから見ると面白さが全然違うので、選手だけでなく、ルールも紹介するような骨太の企画をしてほしい。
- 一流のスポーツ選手に感じるのは、どうしてこの人はこんなに強いのか、この強さの秘訣はどこにあるのか、そこが知りたいということだと思う。結果や数字だけ伝えられると、もう分かったからいい、という気持ちになってしまう。
- アスリートの強さの秘訣というのを独自取材するような企画があってもよいのでは。3m75cmというジャンプの高さがどれだけのものかについて、背が高ければジャンプ力は高くなるのか、そうでなくても力を発揮できる可能性があるのか、そういうところも突っ込んで知りたい。
- スポーツ番組として、他では見られないようなスポーツの醍醐味をストイックに伝えてくれる番組であってほしい。
- 新しい時代にお笑いを入れて若い人たちを引きつけるというのは一つの策略だと思う。若い人や女性たちを引きつけ、スポーツ番組を見ている人にも納得いかせて、お笑いが出てきてもそれを楽しめる、それをどうやったら良いのかというのは、よくよく考えていただきたい。
これらの意見に対して、フジテレビ側からは以下の発言があった
- 「独自取材と独自の切り口で独自のスタジオ展開をして行きたい」という思いで番組を作っている。
- スポーツとバラエティーの線引きは難しいが、アスリートへのリスペクトを忘れずに、従来のスポーツニュースに味付けを加えて行く。
- 番組を見た視聴者が「明日の月曜日から、学校や会社で頑張ろう!」と思える、そんな番組にできたら良いと思って制作している。
5.報告事項
- 放送番組種別の放送時間について
- 2024年度上期 視聴者センター部の報告について
6.連絡事項
以上