番組審議会

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第525回 番組審議会議事録概要

1.開催日時

2023年3月8日(水)正午より

2.開催場所

東京都港区台場2-4-8

3.出席者

  • 委員長
  • 但木敬一
  • 副委員長
  • 岡室美奈子
  • 委員
  • 井上由美子、小山薫堂、最相葉月、齋藤孝、舞の海秀平、三浦瑠麗
  • 局側
  • 遠藤副会長、港社長、大多専務、小川専務、小林専務、石原取締役秘書室長、金光取締役・FMH社長、加納執行役員報道局長、大野情報制作局長、立松編成制作局長、中村編成部長、坪田コンプライアンス推進室長、芹田考査・放送倫理部長、森本電波担当、「週刊フジテレビ批評」担当・成田、バラエティ制作センター・戸渡室長、中嶋部長、南條CP、編成・田中、番組審議室・池貝室長、中本部長、正岡、大橋

4.議事

審議番組:『ぽかぽか』(2月24日放送)

各委員からは、審議番組に関して以下のような意見が出された

  • まだ内容が固定されず、模索している状況だと感じる。色々迷いながら作っていくだろうが、徐々にコーナーが固定されていけば視聴者ももっと見やすくなるのでは
  • 番組をもっと小分けにして、もっと身近な情報を扱った方が良いのでは
  • お昼の厳しい時間帯だが、何とか踏ん張ってほしい
  • 昭和っぽさと平成っぽさが融合し、テレビの良かった時代の匂いがする。無理に新しいものを作ろうとしない点に好感が持てる
  • 心がぽかぽかするところを狙っている番組だとしたら、そういうニュースに絞っても良いのでは。視点を少し変えることによって毎日がこんなに楽しくなる、そのヒントになるコーナーがあったら良いのでは
  • テレビのプロが集まって、手抜きをせずにそれぞれのコーナーを作っている番組だという印象。昼の帯番組とは思えない力の入ったコーナーがぎっしり詰まった、幕の内弁当みたいな番組
  • 『ぽかぽか』の視聴者がお昼に見たいのは、際限のない高級食材より、身近な素材の工夫合戦なのでは。身近でキャッチのあるコーナー作りをしてほしい
  • 最近のテレビ出演者は世間に評価されたり、けなされたりすることを意識し過ぎている感じがする。看板を背負っているタレントは覚悟と緊張感があるが、この番組はそうした悲壮感が漂っていなくて良い
  • コロナ対策が気になる。観覧客がマスクをしていると無表情に見え、視聴者が感情移入しにくいのでは
  • ご近所さんがわらわらと集まっては家に帰っていく縁側のような「お茶っこエンタメ」で、久しぶりにお昼休みに生で見たい番組が始まったと思う
  • 『ぽかぽか』を見ている限りは寂しくない、何か気が紛れるような気がする、そんな気持ちになって行くことが大切
  • 神田愛花さんの役割、魅力をくっきりさせることによって、バランス的に3人でMCをやっていることの意味が出てくるのではないか
  • トークコーナーではゲストが大物だったとしてもMCが丁寧に扱いすぎない雰囲気があると視聴者もリラックスできる
  • バラエティーに思い切り振り切っていて、フジテレビらしい楽しい番組だが、毎日見ようと背中を押してくれるものが足りないという気もするので、どう育てていくかがポイント
  • 『笑っていいとも!』とは時代も視聴者が求める笑いも違うが、ハライチさんの可能性は非常に大きいと思う。一方で、MCの負担が大き過ぎるとも感じる。曜日レギュラーを生かして機能させることで解消されるのでは
  • 暗いニュースばかりで、ニュースや情報番組をずっと見ていることの心の重さがここ数年ずっと続いている気がする。そうした中で「春風のような軽やかな笑い」という考え方は面白く、他局と比べての違いはかなり際立った
  • 笑いの歴史、質が随分変わったと感じる。誰をいじめるでもなく、軽やかな笑いというコンセプトのおもちゃ箱のよう

これらご意見に対して、フジテレビ側からは以下の発言があった

  • この番組を制作するに当たり、空気感や勢いを大事にしている
  • VTRの企画内容に応じて画作りやスタジオとの接点は変えている。スタジオとVTRが共存するような仕組み、狙いが伝わるような番組作りを心がけたい
  • 「固定概念で番組を作るのはやめよう」との思いで制作を続けている。テレビのセオリーは大事にしながらも固定概念に縛られず、視聴者にとって有意義な時間を提供できているか否かを大切にしたい
  • 中途半端なことをせず、情報性のない、面白い番組に振り切りたい。世の中を明るくするというテレビの一つの大きな使命に鑑み、何も考えずに見られる番組という考えを大切にしたい

5.報告事項

4月改編について

  • 4月改編のテーマは「楽しいでぬりかえろ!」。タイムテーブルをより多様性のある番組で彩っていきたいという意味と、世の中を明るく彩っていきたいという思いが込められている

6.連絡事項

  • 次回第526回は、4月12日(水)の予定
  • 審議番組は『風間公親 -教場0-』4月10日(月)放送

以上。