番組審議会
第452回 番組審議会議事録概要
1.開催日時
平成27年 11月11日(水)正午より
2.開催場所
東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社
3.出席者
- 委員長
- :
- 但木敬一
- 副委員長
- :
- 神崎仁
- 委員
- :
- 梓澤和幸、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、寺尾睦男、林真理子、毛利衛、八木秀次
- 局側
- :
- 亀山社長、遠藤専務、鈴木専務、稲木専務、崎山取締役、西渕取締役局長、小川執行役員局長、
清水執行役員局長、塚越局長、平松局長、小田局長、中山担当部長、宮道部長、鞍馬部長、中部室長、
高橋新週刊フジテレビ批評担当、現王園室長、金井部長、中野プロデューサー、増本・編成担当、
柴崎室長、小林部長、太田番組審議室
4.議題
木10ドラマ「オトナ女子」
2015年10月15日(木)22時00分~23時09分放送(初回15分拡大)
議題番組に対して各委員から以下のような意見が出された。
- 主演の篠原涼子をはじめ、豪華なキャスト陣で女性、男性問わず共感できる。
- 原作ありきのドラマが多い中、オリジナルドラマという試みが評価できる。
- 会話やテンポが早く、台詞(女性同士の会話)がお洒落で楽しめる。
- 猫(役名;ちくわ)の吹き出しがアクセントとして効果的である。
一方で、
- 脚本/企画は良いのだが、アラフォー女性の描き方に独創的な工夫が足りないのではないか。
- アラフォー女性の現実と出演者の雰囲気・会話が離れすぎていて、ターゲットの層から共感を得られていないのではないか?
- 3人の女性の会話に、視聴者がドキッとする女性の本音が出ておらず、3人の女性が幼稚に見えてしまっている。
- 女性ターゲットのドラマのわりには、女性からの視点が欠けているように感じる。
- 昔のフジテレビのドラマのパロディのように感じる。
これに対して、制作サイドからは、
- “女性へのエール”という想いで制作しているので、細かいところにこだわった女性から共感してもらえる作品にしていきたい。
- 第5話からは、恋愛だけでなく女性の仕事での悩み等も取り上げていきたい。
- オリジナルドラマの特性を生かし、“女性への応援歌”という初心に戻り、後半を制作していきたい。
などの説明があった。
また、その他の発言として、
- BPOが他局の番組への意見公表をした際に、政府や与党が直接番組関係者を呼び出し、事情を聴いたこと等に問題であると異例のコメントを付けたこと、NHKの受信料義務化の法案化の準備が進んでるという報道などについて、報道の自由が特に放送界では、かなりの厳しい環境に差し掛かっているのではないか。それに対して、BPOだけでなく、それぞれの局、民間放送連盟としても、腹の座った対応が必要な時代になっている。
などの発言があった。
以上