番組審議会

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第449回 番組審議会議事録概要

1.開催日時

平成27年 7月8日(水)正午より

2.開催場所

東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社

3.出席者

  • 委員長
  • 但木敬一(レポート提出)
  • 副委員長
  • 神崎仁
  • 委員
  • 梓澤和幸、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、林真理子、毛利衛、八木秀次
    (欠席:寺尾睦男)
  • 局側
  • 亀山社長、遠藤専務、鈴木専務、稲木専務、崎山取締役、西渕取締役局長、
    小川執行役員局長、清水執行役員局長、塚越局長、平松局長、小田局長、
    中山担当部長、宮道部長、鞍馬部長、高橋新週刊フジテレビ批評担当、金田担当局長、
    和田部長、中嶋プロデューサー、竹内総合演出、柴崎室長、小林部長、太田番組審議室

4.議題

「ワイドナショー」(日)10時00分~10時55分放送
(審議対象は、2015年6月28日(日)10時00分~10時55分放送分 ※7月5日分放送も参考視聴)

議題番組に対して各委員から以下のような意見が出された。

  • 世の中のテレビ批判の中で一番多いのは、タレントが内輪話でガヤガヤやっていること。そういう番組だろうと、この番組を見始めたが、のちに評価は一転した。
  • なぜこれを夜から昼に持ってきたのか。これは夜の番組だ。
  • いつも勝手なことを言われている芸能人が、自分達の言葉で芸能ネタのコメンテーターになろうというのが大きな意図だと思う。が、見ている限り、例えば大物芸人の話題にはみんな気を遣ってそんなに面白いことを言っているわけではない。
  • 乙武君の起用はとてもいい。彼が子育てについても普通に発言し、みんなも普通に聞いている。これは非常に画期的なこと。乙武さんのためにもテレビのためにも非常にいいシーンだった。
  • フジテレビは、報道であろうが、教養であろうが、スポーツであろうが何でもバラエティにするのだなとずっと思っていた。今回逆に、本流のバラエティが、バラエティを中心にして報道に向かっていくという新しい切り口。報道をバラエティ化するのではなくてバラエティで切り込むというのは新しく、楽しみ。
  • 笑いを交えながら、笑いにとどまるのではなく、一つレベルが上の知的な会話の行き交いを狙うという意欲の番組。
  • この番組の魅力は、コメンテーターの意見が見ている者の既成の価値観をひっくり返すようなものでないと面白くない。
  • もっと逃げられないネタを設定したらどうか。憲法とか今度の安保法制だとか。違った顔も見えてくるのではないか。
  • 川淵チェアマンのところでは、プロバスケ協会の問題がこれでよく分かった。(川淵氏とサッカーについて詳しく紹介されたが)、最近の、特に若い人達は我々が当たり前のように知っていることもほとんど知らないというケースが多い。敢えて丁寧に説明することも必要なのだろうと思った。
  • これはテレビ時代の落語や漫才の変形で、テーマについて即興的に何を面白く語れるかの話術の競い合いだ。そういう気持ちで楽しめばよい。
  • なるほど、これは面白い。出演者を入れ替えることでトークバラエティにもなるし、ニューストーク番組にもなる。誰を出すかでテーマを選べばいいし、テーマを決めて出演者を探すこともできそうだ。松本は器用で両刀使いであり、危険を感知する能力も備えている。
  • ワイドショーと違った切り口で扱おうとしているのであれば、この姿勢は評価できる。しかし、それならばそれに徹しないと、『ワイドナショー』とワイドショーの境がとても難しい。

制作者からは、

  • 普段、お笑い番組を中心に番組を制作しているようなバラエティ担当の人間が社会問題、時事問題、いわゆるワイドショーのような番組にチャレンジしたらどうなるか。既存の報道番組、情報番組とは一線を画する番組を目指したいというのが狙い。
  • 月曜日の深夜24時台からスタートした。編成上の都合もあるが、朝の方がより多くの方に見ていただくチャンスがあるかなと思い、移動を決めた。
  • もともと松本さんと、深夜に、普段スクープされるような人間が集まって自由に喋れるような番組、もっと言うと、ワイドショーでたたかれるような人が喋れる聖域を作りたいというのが発端で番組がスタートした。1年前に朝の放送になり、背景は夜景から昼にしたが、いい雰囲気を残したいと、あの感じで続けている。

などの説明があった。

以上