番組審議会
第447回 番組審議会議事録概要
1.開催日時
平成27年 5月13日(水)正午より
2.開催場所
東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社
3.出席者
- 委員長
- :
- 但木敬一
- 副委員長
- :
- 神崎仁
- 委員
- :
- 石井英夫、大石静、岡野俊一郎、林真理子、毛利衛、八木秀次
(レポート提出:梓澤和幸、寺尾睦男) - 局側
- :
- 亀山社長、遠藤専務、鈴木常務、大多常務、稲木常務、港常務、西渕執行役員局長、
崎山執行役員局長、小川執行役員局長、清水執行役員局長、塚越局長、小田局長、岸本局次長、
夏野部長、高橋新週刊フジテレビ批評担当、現王園室長、金井部長、羽鳥プロデューサー、
水野編成担当、柴崎室長、北村調査役、太田番組審議室
4.議題
月9ドラマ『ようこそ、わが家へ』(月)21時00分~21時54分放送
(審議対象は、2015年4月13日(月)初回21時00分~22時09分放送分)
議題番組に対して各委員から以下のような意見が出された。
- いい意味で月9のイメージを裏切るものになっている。
- 演出も丁寧で、配役も良くて、いいドラマ。
- 照明や、セットとか、カメラワークなどの技術はとても高く、プロの仕事だ。演出も、時間とお金のかかった、拘りの強い演出。
- 主人公がストーカーに追われるシーンは何日かかって撮ったのか。主人公の家の周りはオープンセット?そこまでやるかという感じ。
- 池井戸原作に頼らなければ面白いものができないのかという気も。期待している脚本家だと聞いているが、オリジナルで、より大きく育てていくのが制作者側の仕事ではないか。
- 原作はお父さん1人しか出てこない物語に、人気者をいっぱい入れたために大変なことになっている。
- ストーカー、ドメスティックバイオレンスなどの事件は、誰の身にも及ぶという意味で関心を呼ぶ。
- 本人に余り心当たりがない一方的なストーカーというところがサスペンスとしてユニーク。しかも、1人じゃなくて複数いるようなので、誰でもストーカーされる可能性があることを予感させる設定が面白い。
- こういう展開だと、途中の話数から見るのが難しいのではないか。これから見ようという視聴者達をどうやって引きつけていくのかが課題。
- 盗聴器のシーンで、電気が通じているプラグをドライバーで開けて、そのまま素手で掴んだ。感電する可能性もあるのではないか。
制作者からは、
- 初回の夜の走りのシーンは1週間ぐらいかけた。撮影当初だったこともあり監督も俳優も相当ギアが入っていたので、気合いの入ったシーンが撮れた。
- オープンセットを作った理由は、ロケをやると人で溢れかえることを、当初から想定。一つの街のようなセットを作り、それをフル活用して撮影している。
- 原作ではお兄ちゃんがしっかりしている。この人を気弱にして表に出したら面白い膨らみ方をするんじゃないかと思ってやってみた。
- 途中の話数からみる視聴者対策として、冒頭に沢尻エリカ目線の振り返りがあるが、お父さん目線などがないのは確か。本編以外では、FODや1週間無料でやっているので、告知を徹底していきたい。
- 盗聴器に関しては、危険な開け方だったと思う。丁寧に扱っていきたい。
などの説明があった。
以上