番組審議会

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第429回 番組審議会議事録概要

1.開催日時

平成25年 7月10日(水)正午より

2.開催場所

東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社

3.出席者

  • 委員長
  • 酒井真喜子
  • 委員
  • 梓澤和幸(レポート提出)、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、神崎仁、
    寺尾睦男、林真理子、毛利衛、森英恵、八木秀次
  • 局側
  • 亀山社長、遠藤専務、鈴木常務、大多常務、港常務、箕輪常務、
    崎山執行役員局長、小田局長、塚越局長、岸本局次長、
    立松部長、木佐部長、高橋プロデューサー、情野編成部、
    北村室長、泉担当部長

4.議題

「人生の正解TV~これがテッパン!~」 6月21日(金)19:57~20:54放送
に対して各委員から以下のような意見が出された。

  • 冒頭、MCの男性の胃がんの早期発見から摘出手術に至る映像は迫力があるだけでなく、現在本人が元気に出演している姿はがん患者や家族に勇気を与えるものだ。
  • CGによる病気のメカニズムの説明など丁寧に作られており、面白くためになるというコンセプトをしっかり満たしている。
  • 病気予防ということで教えられることや生きていくうえで教訓めいたこともあり、退屈せず一気に見られた。
  • 病気の予兆を告知する番組は、他局でも同じようなものがあったという既視感を拭えない。
  • 今回のテーマは個人のプライバシーに関わることであり、そうした微妙な問題を笑いやギャグのネタにすること自体に引っかかった。
  • 病気の予防法は実践して初めて意味があるので、半年、1年後に正解かどうか検証してほしい。
  • 次の番組の出演者が番組宣伝を兼ねて出ていたが、視聴者がその出演者に病気の予兆があるということを知ってしまうのはいかがなものか。

また、タイトルについて、「今、最も知りたい人生の正解と言われるとつい見てしまう」という意見と、「健康のようなテーマの場合は人によって病気に対する考え方が異なり、テッパン!といえるような正解はないので、オーバーと捉えられるのではないか」と、意見が分かれた。

これらの意見に対して制作者側から以下のような説明があった。

  • プライバシーの問題は出したくない診断結果はカットするなど、本人ときっちり相談している。また、タレントの病名を知らせるのが目的ではなく、視聴者にも関係のある病気の予兆を一般論として取上げる材料としているが、プライベートな部分への踏込にはご指摘の点を真摯に受け止めたい。
  • 番宣については、単に出演者が出て宣伝するだけでなく、ニュース性や企画などと合わせて番組を宣伝していくことも、今後心掛けていきたい。
  • タイトルは人生における正解は簡単には出せないが、そこに導いていきたいという番組の思いを込めたものだ。ただし、テーマが病気のようなときはご指摘のように、たった一つのことだけが正解ではないとの意識で制作するようにしている。

以上