番組審議会
第423回 番組審議会議事録概要
1.開催日時
平成25年1月16日(水)正午より
2.開催場所
東京都港区虎ノ門2-10-4 ホテルオークラ東京
3.出席者
- 委員長
- :
- 酒井真喜子
- 委員
- :
- 梓澤和幸、石井英夫、神崎仁、寺尾睦男、林真理子
毛利衛、森英恵、八木秀次
4.議題
テレビ番組、テレビ界全般について
5.議事内容
酒井委員長から「今年も自由闊達で言いたいことを言って、にぎやかに進めていきたい」との挨拶のあと、懇談形式でテレビ番組及びテレビ界全般について意見交換が行われた。各委員からは、個々の番組に関する具体的な意見をはじめ、放送業界の現状や傾向さらに期待される番組まで、幅広く活発な議論が交わされた。主な意見は次の通り。
<委員>
- フジテレビの今年1月からのドラマは粒ぞろいだと思う。
特に木曜22時の『最高の離婚』は、中学生の間で主人公の嫌なところが自分たちの父親に似ているなどと評判になっている。 - 『とくダネ!』の男性キャスターは、30代ぐらいの世代、特に主婦層からはちょっと遠い存在と映っているのではないか。女性キャスターは、好き嫌いがあるが、最後に付け加える一言は的確でいい。
- 『ホンマでっか!?TV』はくだらないことがテーマだったりするが、日常生活の中での捉え方が面白いので、ブログでも話題にできる。ああいう笑いこそテレビが提供すべきものだし、高齢者にも面白い。
- 『ビブリア古書堂の事件手帖』の原作を読んだ感じからすると、主演女優のキャスティングは若すぎる。あの年代(二十歳)の人に漱石の「それから」のことを話されてもピンとこない。
- 報道というのをどう位置づけるのかというのが、これからのフジテレビのテーマではないか。
- 今のバラエティは各局同じタレントが出演しているので、チャンネルを合わせた時、何の番組かすぐ分かる仕組みか、フジテレビのどの番組か分かるような特色をもっと出していくべき。
<フジテレビ>
- 最近のドラマはミステリー中心で、恋愛ものなどが敬遠されている。恋愛ドラマを得意とする脚本家が少なくなったことと、若い人が恋愛ドラマをあまり見ないので、プロデューサーがそういうものに近づかなくなったからだと思う。
- 視聴者は本当に見たいドラマは録画して見ていると言われている。特に、若年層はその傾向があるため、若年層ターゲットの番組は視聴率が高くなくても、見られている可能性がある。今後、その兼ね合いをどうとらえるかが問題になってくると思う。
以上