番組審議会
第418回 番組審議会議事録概要
1.開催日時
平成24年6月13日(水)正午より
2.開催場所
東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社
3.出席者
- 委員長
- :
- 酒井真喜子
- 委員
- :
- 梓澤和幸、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、神崎仁、
寺尾睦男、林真理子、毛利衛・八木秀次(レポート提出)
4.議題
「ピカルの定理」(5月30日 水曜日 22時00分~22時54分放送)
に対して各委員から以下のような意見が出された。
- ゲストのアイドル等と比べ白鳥美麗の存在感が圧倒的で、美醜のヒエラルキーが逆転しているところが若い女の子の心を掴んでいる。
- 個性あるオリジナルのコントが直球勝負でテンポよく出てきて楽しめた。
- 「面白いと痛ましい」、「面白いと恐ろしい」のスレスレ感が最大の見せ場であり、この狭間の面白さをどう作るかが腕の見せ所となっている。
- 「オレたちひょうきん族」が登場した時と同じで、世代による価値観の差を思い知らされる典型的な番組だ。
- 男性の同性愛を描いたものをはじめ、番組全体として性愛的な印象が強いように思えた。
- 扇風機でスカートをまくる、わざと木陰で着替えさせる、「ホテルでも行くか」という台詞など、民放連の「青少年に対する配慮」基準に引っかかるような番組ではないのか。
これに対して制作者および会社側から以下のような説明があった。
- 世代に関係なく笑える笑いというのがあるはずだと思うので、そこを突き詰め、さらに皆様に見てもらえるように努めたい。
- 制作チーム全体としてまだまだ経験が足りず、毎日試行錯誤しながら番組を作っている。さらなる配慮が必要な表現があるかもしれない。ご意見を取り入れつつ軌道修正しながらやっていきたい。
- テレビ局は、いろいろなジャンルの番組で、いろいろな国民の皆様の見方に応えなければいけない。人の倫理観・道徳観は様々だと思うが、制作者側のスタンスとしては、自分の心に恥じないようなものを、制作段階でいろいろ考えながら作っていくべきものと考えている。
以上