番組審議会

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第417回 番組審議会議事録概要

1.開催日時

平成24年5月9日(水)正午より

2.開催場所

東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社

3.出席者

  • 委員長
  • 酒井真喜子
  • 委員
  • 梓澤和幸、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、寺尾睦男、
    林真理子、毛利衛、森英恵、八木秀次

4.議題

「鍵のかかった部屋」(4月16日 月曜日 21時00分~22時09分放送)
に対して各委員から以下のような意見が出された。

  • 密室を模型で見せるなど明快で分かりやすいうえ、場面展開のつなぎ目をブラックアウトにするなどミステリーの怖さ、緊張感を出す演出にも工夫がある。
  • 主人公の少し不気味な役作りや弁護士役のコミカルなところも上手く演じられている。
  • 原作にない人物を登場させ、テレビとしては上手くまとめているし、音楽のテンポもよく楽しめた。
  • 鍵を開ける名人が主人公なのに、一番重要なトリックが鍵に関係ないものだったのは腑に落ちない。
  • 遺言状のトリックや弁護士の言動、動機の不明瞭さなどリアリティに欠ける部分が目に付いた。
  • 理科的解き方で視聴者を惹きつける時のポイントは、共感を呼ぶ登場人物の魅力だが、それが十分描き切れていなかったのではないか。

これに対して制作者側から以下のような説明があった。

  • 密室ということに拘った謎解き、推理物をつくるため、模型など視聴者にわかりやすいものを提供しようと注意を払っている。
  • リアリティの追求が非常に大切なのはわかったうえで、わかりやすくするための演出上の設定変更を意図的にやっている部分はある。より伝わるよう、ご意見を取り入れつつ今後に活かしたいと思う。
  • 密室のトリック以外、キャストの変更などは原作者に了解を取り、視聴者に受け入れられやすい新たなキャラクターを入れるなど、より見やすいものにしている。

以上