番組審議会
第407回 番組審議会議事録概要
1.開催日時
平成23年 5月11日(水)正午より
2.開催場所
東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社
3.出席者
- 委員長
- :
- 酒井真喜子
- 副委員長
- :
- 松平康隆
- 委員
- :
- 梓澤和幸、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、神崎仁、寺尾睦男、林真理子
毛利衛(レポート提出)、八木秀次
4.議題
「名前をなくした女神」
4月12日(火)21時00分~22時09分
4月19日(火)21時00分~21時54分放送
議題番組に対して各委員から以下のような意見が出された。
- お受験にまつわる日本独特の社会現象、人間関係を細かな取材をもとに描いていて現実感がある。
- 次の場面へのあおり方やカメラアングルなど演出面に工夫がみられる。
- 派手なキャスティングに頼らずオリジナル企画で勝負している点は評価したい。
- 日本人の価値観を大きく変えかねない大震災の後では、企画やストーリーに違和感や古さを感じる。
- 登場人物の発言や行動がディフォルメされすぎていて、リアリティに欠ける部分がある。
- 主人公の生き方やキャラクターが不明確で一貫せず歯がゆさを感じる。
これに対して制作者側から以下のような説明があった。
- 母親たちが人間関係に悩んでいる事実が予想以上にあり、社会問題の一つと考え企画した。
- 大震災の後で幸せや人に対する優しさを世の中が痛感している状況の中で、ややリアルすぎて敬遠された部分があったかもしれない。
- 単なるお受験ドラマにはせず、家族のあり方、夫婦のあり方を最終回までの間できちんと打ち出していきたい。
以上