番組審議会
第384回 番組審議会議事録概要
1.開催日時
平成21年 2月18日(水)正午より
2.開催場所
東京都港区台場2-4-8 フジテレビ本社
3.出席者
- 委員長
- :
- 酒井真喜子
- 委員
- :
- 梓澤和幸、石井英夫、大石静、岡野俊一郎、寺尾睦男、森英恵
4.議題
開局50周年記念ドラマ『ありふれた奇跡』
1月22日(木)22時~22時54分放送 第三話
に対して各委員から以下のような意見が出された。
- 脚本、キャスティング、美術セット、音楽どれをとっても開局50周年にふさわしい力の入ったドラマ。
- 加瀬亮が、自殺を図った原因を告白しようとして出来ないシーン、切実さが迫ってくるいい場面。
- 事件や事故が過剰に盛り込まれたドラマが多い中、これはアンチテーゼの番組。
- ドラマのテンポが遅すぎてどこがこの回のヤマ場かもわからない。
- 脚本に技巧を凝らしすぎて視聴者が離れていくのが心配。
- 山田太一脚本には台詞にあらわれない部分の演技が多いが、今回はそれが演出にいかされていないのではないか。
これに対して制作者側から以下のような説明があった。
- 年間3万人の自殺者がいるという事実をふまえ、人と関わりお互いの欠点を認め、関係を少しずつ深めていくことが大切であるということをテーの根幹に置いた。
- 家族の関わり合いを描くためにあえて不自然なくらい過干渉の家族を設定した。
- ラブストーリーがいつの間にかホームドラマの裾野にまで広がっていくような展開を目指して作っている。
以上