INTERVIEW #03 緋山美帆子役 戸田恵梨香さん

2ndシーズン制作が決まった時の感想は?

最初に聞いたのが、いつだったのか覚えてないんですけど…。どうしようかな? みたいなそんな感じでした。また、大変なんだろうなって。何が一番怖いって、緋山の年齢が1年半たって上がっていることですね。その年齢にふさわしい、どれだけのものが出来るのかなっていう不安です。でも、ちょっと挑戦だな…とも思うので燃えました。

緋山は自分の中に残っていますか?

残っているはずなんですけど、まだ、違う作品で違う役も演じているので、2ndシーズンの緋山は、これから作らないといけないなと思っています。SPの事故を境に緋山に少し変化が出たと思うので…。また、時が経って、人として変わっている面もたくさんあると思いますから、そこは新たに作っていかなければならないですね。

1stシーズンからの緋山の魅力は?

緋山は、自分が悩んでいることを周りになかなか言えません。そして、全てを一人で背負ってしまうところがあります。変な話、悩んでいる人とか何かを背負っている人って、見ていてちょっと魅力的だったりするじゃないですか。緋山にも、そんなイメージがあると思います。また、フェローとして患者と一生賢明向き合おうとするんだけど、自分自身とは向き合えないっていう矛盾も魅力的ですね。私にとって、緋山はすべてにおいて魅力的です。

1stシーズンは、医療関係の方の評判も良かったですね。

はい。ドクターヘリを主に描いていく作品だと、初めて聞いた時は、私も何のことか分かりませんでした。でも、緋山を演じていると、ドクターの人たちって本当にすごいんだな、みんな戦っているんだなっていうことを実感しました。それが、きっと視聴者のみなさんにも伝わったんだろうと思います。それで、ドクターヘリって何なのかもみなさんに知って頂けました。2ndシーズンでも、引き続きみなさんにそんな影響を与えられたら良いですね。そして、もっともっとドクターヘリが増えていったらいいと思います。

『コード・ブルー』の撮影で、大変なことは?

やっぱり、手術シーンはカット割り(1シーン撮影時のカメラアングル)がものすごく多いのは、単純に大変ですね。また、手術シーンでは、台詞をしゃべりながら細かい動きも必要になります。その両方をきちんと覚えなくてはいけないもの『コード・ブルー』で医師役を演じる上での独特の難しさだと思うので、大変ですね。

手術シーンはすぐに出来そう?

いや、出来ないと思います。台本を読んで“あんな感じだったよな”っていうイメージは蘇りつつも、2ndシーズンでは1stシーズンでは緋山が担当してなかった部分が出てくるんです。藍沢(山下智久)がやっていたところ、白石(新垣結衣)がやってたところ…1stシーズンで、みんなの担当が決まっていたので、そこを緋山としてやるのは難しそう。現場では、本物のドクターに教えてもらいながらやるんですけど、動き方とか細かい事をちゃんとものにしなければいけませんね。

2ndシーズンは冬の物語になりますが、その点で1stシーズンとの違いは?

まず、衣装が違います。緋山は1stシーズンではタンクトップを着ていたんです。でも、今回はSPで経験した事件もあり、タートルネックになっています。ファッション性もありますけど、手術の傷を隠したいという緋山の心情も表現されているんです。ですから、衣装を着てみたら緋山の気持ちが作りやすくなりました。冬ドラマとしては、新たにすごくかっこいいジャケットも登場します。機能性も抜群で、このジャケットを使って緋山らしいことをお見せ出来たらいいなって思っています。

改めて2ndシーズンの緋山の見どころを視聴者の方にお願いします。

彼女はたくさんのことを背負っている。そこが魅力です。そして、1stシーズンの時は、ただ医者としての気持ちを考えることの方が大きかった緋山ですけど、2ndシーズンでは、より患者さんの立場を考えるようになっていきます。その中で、自分自身の悩みも抱え、何が正しいのかと彷徨っている感じが2ndシーズンの緋山には、みなさんにも感じて頂けるのではないかと思います。そんな緋山の悩みや葛藤、戦っていく姿をぜひご覧ください。

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