2009年1月10日(土)21:00〜23:10放送の『コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命-新春スペシャル』では、大規模な列車脱線転覆事故の現場に命がけで立ち向かう
藍沢(山下智久)ら翔北病院救命救急センターのスタッフの姿が描かれます。脱線した電車の車両を作り上げるという空前のスケールで行われたその撮影の裏側を、美術デザインを手がける鈴木賢太氏に聞きました。
「スペシャルのメインである特急電車の脱線事故のロケは、茨城県の某所にある廃線で行われました。今回は、2両が横転する大事故、という設定でしたので、まず、電車の車両に関する取材から始めて写真資料などを集め、3つか4つの特急電車の使えそうなディテールを抜き取ってオリジナルの電車をデザインしました。何もないところから横転した車両をすべて組み上げていかなければいけないですし、演者さんがケガをした乗客を救出するために電車の上に乗って窓から侵入する、というシーンもあったので当然強度も必要だったりしますので、設営に1週間ほどかかっています。途中で台風が来たりもしましたので、予備日も使い切ってギリギリ撮影に間に合った感じです。撮影中も雨に降られたりしましたので、ブルーシートをかけながら撮影したこともあり本当に大変でした。厳しい撮影が多かった『コード・ブルー』の事故現場シリーズの中でも、群を抜いて大変な現場だったと思います」(美術デザイン・鈴木氏)。
『コード・ブルー』が持つ独特の緊迫感は、こうした事故現場のリアルさがあってこそ。シリーズ最大のスケールでおくる新春スペシャルをご期待ください!