2017.8.2 WED. UPDATE INTERVIEW #8 灰谷 俊平役 成田 凌さん

『コード・ブルー』3rdシーズンへの出演が
決まった時の感想はいかがでしたか?
まず1st、2ndシーズンを見ていましたので、また、あの作品を見ることが出来るんだ、嬉しいなと思いました。ファンとして、これが一番です。その上で、そこに自分も出演させていただけるんだと喜び半分、プレッシャー半分な感じでした。とても好きな作品なので、もし僕が出られなかったら3rdから出演する役者さんに嫉妬していたかもしれません。
実際に現場に入られていかがですか?
撮影現場は今までの作品を見ていたのでイメージは掴んでたつもりでしたが事故現場含め、病院でのシーンは想像以上の空気感でした。特に初療室のシーンですかね。また、先輩のみなさんやスタッフさんも前作から携わっている方が多いので土台は出来上がっている作品ですので、僕が心配するようなことはありません。あるとしたら、新しく入った僕らかな?  と思いました。
前2作をどのように感じられましたか?
見方、含め作品の印象に変化がありました。あのスピード感はどうやって作っているんだろう?  と。物理的に考えてカット数がすごく多いシーンがたくさんあり、さらにセリフも医療用語と絶妙なチームとしての会話。見ている視聴者を全く飽きさせないスピード感。さらに登場人物一人一人に魅力があり、実際にこの作品に出演させていただく事を意識して見れば見るほど緊張感を感じました。
そこが不安に?
いえ、逆に思い切って出来るんじゃないか?  と。先輩たちが作ってきてくださった土台を大切にしながら、演技は楽しく自由に出来るというか…。僕たちが入らせてもらった意味を考えて、そこに集中出来るんです。先輩たちが引っ張って教えて下さるので、ある意味、甘えさせてもらっているのかもしれません。
では、灰谷というキャラクターは
どのように捉えていらっしゃいますか?
すでにドラマをご覧になられた方は、“ダメなやつ”“臆病なやつ”“おどおどしているな”と、思われたのではないでしょうか?  でも、それは灰谷の表面的なことであって、やる気もあって一生懸命な男だと思って演じています。いつか、そんな灰谷にご褒美があれば良いな…と、願っています。それは、灰谷の成長ということになると思うんですけど。性格は変えられないですけど、成長したいというモチベーションはすごく高い男なので、ぜひみなさんにも“一生懸命なんだ”と見て頂きたいです。そうしたら、少し可愛らしくも見えてくるのではないかと思います。これから、ますます登場シーンも増えて行きますので、ぜひ応援して下さい。
1st、2ndのフェローたちも四苦八苦していました。
確かにそうでしたけど、人間的に何かが欠けているような人物はいなかったと思います。僕たちは、いわゆる現代っ子というか…みんな、そんな要素を持ち合わせています。だけど、もし続編が9年、10年後にあったら、その時には新しい現代っ子が登場するわけで…。とは言え、どの時代でも命と向き合う医師としての強い思いに変わりないと思います。
ドクターヘリには乗りましたか?
はい、乗りました。初めてのヘリでしたのでもっと揺れたり地上との高さを感じるかと思いましたが、機内は安定していて、飛行機に乗った時と同じような感覚でした。あっ、でも飛んだ時にふと隣を見ると白石先生(新垣結衣)がいるんですよ。その時は『コード・ブルー』に出演しているんだ!  と、改めて思いましたけど(笑)。僕は飛ぶことよりも実際のドクターヘリと対面した時の方が、迫力とパワーを感じました。この機体がいくつもの命を運んで、救って、亡くなって…と思うと、生のパワーが伝わってきました。
撮影現場の雰囲気はいかがですか?
とっても良いですよ。撮影中は一瞬も気が抜けない緊張感があり、休憩は和気藹々とご飯を食べたり、みんなで話をしたり。メリハリがハッキリしている現場です。
最後に視聴者のみなさんにメッセージをお願い致します。
やっぱり灰谷の成長は見て欲しいです。どうか優しく見守って頂きたいと思います。また『コード・ブルー』は医療シーンにとても力が入っています。医療監修の先生は、ものすごく細かい動きまで指導して下さいます。スタッフのみなさんも、とても詳しいんですよ。そんな現場の熱量は画面を通しても伝わると思うので、そこは是非ご覧頂きたいです。また、人間関係もしっかりと描かれているので、見逃して良い瞬間はありません。この作品が1st、2nd以上に素敵な作品になるように微力ながらも頑張っていきますので、最後までご覧いただけたら嬉しいです。

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