2017.7.28 FRI. UPDATE INTERVIEW #7 名取 颯馬役 有岡 大貴さん

『コード・ブルー』3rdシーズンへの出演が
決まった時の感想はいかがでしたか?
1stシーズンの時は高校生だったんですけど、ドラマを見ていました。2ndシーズンも見ていたので、その作品に僕が出演出来ると初めて聞いた時は驚きました。そこから、撮影に向けて実際に動き出してから、驚きが喜びという実感に変わっていきました。
実際に撮影に入られて、いかがですか?
最初は少し緊張したんですけど、少しずつ慣れてきました。撮影前の衣装合わせでは、どうも合ってない感じがしたんです。ドラマで見ていたフライトスーツを自分が着ているという感覚に違和感があったので、大丈夫かな?  と。収録になると衣装の面からもドラマの世界にだんだんとはいっていけました。
名取はどのようなキャラクターだと思いますか?
どちらかというと冷静というか、何かに対しての温度が低い感じです。僕は演じていてモヤモヤしてしまいます。楽しいシーンでは僕だったら笑ってしまうのを“ガマンガマン”と抑えなくてはなりません。他でも、やはり一歩引いている感じです。初療室でも、みんなが固まって動いているのに名取だけ違うので少し寂しいです。正直、僕自身はみんなの輪に入りたいと思ってしまいます。
なぜ、名取は医療への情熱を持てないのでしょう?
スタッフさんから、A4用紙3枚分ぐらいのしっかりした名取の人物像をいただいているんです。これは僕が演じているキャラクター以外にもあるので、スタッフさんたちの愛を感じました。ですから、名取という男の全てを理解した上で収録に入っているので、とても心強いです。名取の細かい事情はこれから少しずつ出てくるので楽しみにしていて下さい。
では、現状の名取をどのように捉えられて?
親が名医ということが、名取を縛っていることは間違いないです。名医の息子は出来て当たり前と、周囲の人に思われてしまうんです。これは、僕も同じような体験をしました。学生時代は学校でスポーツをすると“ジャニーズなんだから出来るだろう”と思われてしまいがちでした。なので、体育の授業とかで本気を出せないんですよ。もし本気を出したのに出来なかったら“あいつジャニーズのくせに”となってしまうのが怖くて(笑)。だから最初から手を抜いてしまうんです。なんかその時の僕の感覚に、名取は似ているんじゃないか?  と、思います。
今回初出演となるフェロー役のみなさんたちとは?
もう仲良くなりました。スタジオでご飯を食べて、その後みんなで卓球したりしています。基本的に撮影の合間は、成田(凌)さん、新木(優子)さん、馬場(ふみか)さんの4人で話していますけど、前室(スタジオ前の控室)では、山下(智久)さんたちとも仲良く話をしています。
山下さんと共演されていかがでしたか?
今までもたくさんの先輩と共演させていただいていますけど、みなさん背中が大きいです。山下さんも同じです。特に、直接芝居のアドバイスをもらったりはしなくても、近くで見ているだけで勉強にもなりますし、刺激にもなりますから。あっ、山下さんは医療用語を教えてくださいます。僕がいろいろ調べたりするより詳しく知っているので、とても助かっています。
ドクターヘリには乗られましたか?
まだ実際に飛んではいないんです(インタビュー時点)。乗り込むシーンや、降りてから患者さんを運んだりはしているんですけど…。早く空を飛んでみたいです!
最後に視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
今はみなさん、名取はどうしようもないやつだな。と、思われているのではないでしょうか?  僕も周囲の方から言われますので(笑)。そんな名取が、誰に、どんな影響を受けて変わるか?  その成長をご覧いただきたいと思います。また、作品は前2作、そして今作も最近のドラマではあまり見られないスケールの大きさがあります。その中で、命と向き合うそれぞれの医師たちの真剣さ、そしてその人間同士の関係性から見られる、ちょっとホッと出来る場面などを楽しんで頂きたいと思います。

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