小さい頃は、神様がいて

2025年10月9日スタート 毎週木曜 よる10時放送

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2025.10.09 UP
小野花梨、北村有起哉、仲間由紀恵、石井杏奈

左から)小野花梨、北村有起哉、仲間由紀恵、石井杏奈

フジテレビ10月木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』
北村有起哉、仲間由紀恵、小野花梨、石井杏奈、
豪華キャスト4名が華々しく登壇!
「この作品のテーマは“織りなす”です!」(北村)

フジテレビ10月期木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』今夜10時放送スタートに先がけ、主演の北村有起哉をはじめ、仲間由紀恵、小野花梨、石井杏奈ら、本作のメインキャストが完成披露舞台挨拶に登壇した。

司会進行の生野陽子(フジテレビアナウンサー)から出演者へ一言あいさつを振られた。本作の主人公・小倉渉おぐらわたるを演じた北村有起哉は「今日はお集まりいただき、ありがとうございます。ついに今夜放送が始まりますが、皆さんは今見たばかりということで、きっと余韻に浸りたいかもしれません。本日は短い時間ですが、今ここでしかできない話をさせていただけたらと思います。よろしくお願い致します。」とコメント。

北村有起哉

北村有起哉

続いて、渉の妻・小倉あんを演じた仲間由紀恵は「ドラマを先に見ていただいたということで、とてもうれしいです。この時間を楽しみたいと思います。短い時間ですが、よろしくお願い致します。」とコメント。

続いて、「たそがれステイツ」の二階の住人・樋口奈央ひぐちなおを演じた小野花梨は「今ご覧になっていただいたということで、基本的にはとても面白いコメディーとなっております。楽しく撮影しているので今日はそんな雰囲気が少しでも伝わればいいなと思います。よろしくお願い致します。」と話し、奈央の恋人・高村志保たかむらしほを演じた石井杏奈は「見ていただいてわかるように私は奈央が大好きという役を演じていて、毎日楽しく撮影しています。そんな現場の楽しい雰囲気をこの舞台挨拶でも伝わればいいなと思っています。」と語った。

全員のあいさつが終了すると本作の撮影エピソードなどを含め、クロストークを展開。

まずは、改めて第1話を見た北村は、「三家族が同じマンションで生活しているという設定の中で、それぞれの家族が織りなす物語になっています。この作品のテーマは“織りなす”ということだと思っています。どのご家族もそれぞれの背景を背負っている中で、それが優しく織りなしているな~と優しい気持ちになりました。」と語る。続く仲間は、「今、北村さんがおっしゃったように“織りなし”もそうですが、それぞれいろいろなものを抱えながら一生懸命生きていて、少しクスッと笑える部分もあるのですが、どのシーンを見ても愛らしいと感じます。好きなシーンはたくさんありますが、これからのストーリーの展開を期待して見守ってください。」とコメントを寄せる。小野は、「すごく面白かったです。岡田惠和さんの脚本は人物の表情を描くことに『…』で表示されることがあるのですが、そのあとにカッコで心の声が記載されることがあって、どのような映像になるのか気になっていたのですが、岡田さんワールドが全開で面白かったです。」と話し、石井は「私も面白くて大好きなドラマです。1話では奈央と志保の大まかなパートナーになるまでの生い立ちも話しているのですが、脚本の段階では想像できなかった酒井監督の編集が見やすくて、ポップでリズミカルで、好きだなと感じました。」と心境を明かし、それぞれが思い思いに脚本の魅力を語った。

仲間由紀恵

仲間由紀恵

続いて、地上波 GP 帯のドラマ初主演の北村に本作の出演が決まったときの気持ちを聞くと、「“本当にいいんですか?”という気持ちで驚きました。岡田さんのオリジナル脚本で主題歌は松任谷さんに書き下ろしていただいて、すごく化学反応があるなと思い、とても光栄です。僕はいつも通り楽しくキャスト・スタッフの皆さんと最後までやりたいと思います。たまに“座長とは?”と考えたりもしますが、崩壊しそうなので、自分らしくやりたいですね。」と回答した。

続いて、北村と 12 年ぶりに共演となる仲間は、「前回は時代劇でして、京都でご一緒させていただきましたが、全然役柄も違いました。お互い殺気立っていた役だったので、12年ぶりに共演して殺気がとれて良かったなと思います。北村さんは座長として、お芝居で私たちを引っ張っていってくださっています。とても明るい現場で楽しいです!」と話した。

続いて、プライベートでも仲良しという小野と石井は、恋人役で10 年ぶりの共演ということで、「普段仲が良いので10年ぶりという感じはしないのですが、久々に一緒に芝居をすると当時のことを思い出したり、この10年間があったからできるやりとりがあるなと感じました。」と小野、「1話で、風が強いから帰らなきゃというシーンは全てアドリブのシーンで、花梨と仲が良かったのですごくやりやすくて良かったし、二人だったから奈央と志保らしさが出たなと感じます。」と石井、。さらに小野は「この作品の話をいただいてから杏奈が、“私は花梨のことが大好きなので何の問題もない”と連絡くれて、とてもうれしかったです。」とコメント。それを受けて石井は「本当に人間として大好きだから、この二人の空気感が伝わればいいなと思います。」と語り、おのおのが本作に対する思いをコメントした。

小野花梨

小野花梨

続いて、実際に撮影に入ってみて、現場の雰囲気や共演者との印象的なエピソード、撮影秘話などを聞かれると「和やかで穏やかで、笑いもありますし、それぞれがチャーミングで、役のまんまなんですよね。自己紹介のシーンでは、それぞれ長いセリフがあるのですが、自分の番が回ってくるまでの心の動きを、草刈正雄さんは何度も自分のセリフを練習していて、自分の番が回ってきたら練習しすぎて疲れちゃっていて(笑)。阿川佐和子さんはずっとおしゃべりされていたのに、自分のターンが近づいてきたら、ソワソワしだしたりして、そういったことも共有しながら楽しく撮影していました。」と北村。「現場は面白いことばかりで、私の印象では爆笑に近い現場だなと思います。北村さんが面白くしてくれて、それで皆が反応して、笑っちゃうんです。北村さんが芝居で口を鳴らすんですが…。」と仲間が言うと、それを受けて北村が「うちの子どもがやっていて、イラっとしたので、撮影でイラっとさせるシーンで取り入れようと思って使いました(笑)。」と補足をした。
続いて、「阿川さんと草刈さんがまぁ自由でしたね。お茶目でして、阿川さんは目についたものを全部言っちゃうんです。ロケをしていると、すごく面白くて、阿川さんは空を見て“星一個!おうちおうち!”ってアドリブのセリフを言っていて、面白かったです。お二方が率先して自由なので、私たちも自由にやらせてもらえました。」と小野。「セット(スタジオ撮影)の初日がみんなで紹介し合うシーンだったのですが、少し緊張感もあり、そんな時に仲間さんが“NGテイクをたくさん出した方が勝ちだ”って、言ってくださって、一気に緊張が解れました。とてもうれしかったです。」と石井。和気あいあいな空気感で撮影が進んでいることが会場にも伝わった。

小野花梨、北村有起哉、仲間由紀恵、石井杏奈

左から)小野花梨、北村有起哉、仲間由紀恵、石井杏奈

続いて、本作のタイトルにちなみ、子どもの頃、本気で信じていた“神様”や“迷信”、皆さんにとって“神様みたいな存在”はいらっしゃいますか?という質問に対して、まずは仲間が「私は沖縄の出身ですが、“転んだり、びっくりしたらその場に魂が落ちる”と言われて育ちました。その時にはマブヤー(魂)と“自分の体はここだよ、戻ってきて!”って唱えていました。あとは、小学5年生までは、自分には超能力があるってどこかで信じていました。」とエピソードを披露。
それに続いて小野が、「黒猫が目の前を横切ると不幸になると信じていて、二十歳の誕生日に、黒猫を拾って飼うことになったんです。それは少し不安になりましたが、全然不幸になりませんでした(笑)。」と伝えた。北村は、「おじいちゃんの教えで、“朝のクモは縁起がいいけど、夜のクモは縁起が悪い”と言われていて、朝のクモはそのままにして、夜のクモは“よくも来たな”と言え、と言われていて、ダジャレ!?と思いましたが、子どもの頃に言われたからなのか…今でも印象に残っていますね。」と話した。そして石井は、「子どもの頃に四次元にワープする夢を見て、すごく怖くて、撮影でたまに仮眠室で寝る時は、共演する女優さんの腕をつかませてもらって寝ています。一人でワープしないように(笑)。これは今でも信じています。」と明かした。

石井杏奈

石井杏奈

続いて、本作は「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束をした夫婦の物語にちなみ、自分で決めている“約束(ルール)”について質問されると、北村は「僕はラーメンが好きで、いつもニンニクを入れるのですが、この撮影期間中、キスシーンは無いけど(笑)我慢しようかなと思っています。撮影に迷惑かけないように…。でも、車の中で二人きりでしゃべるシーンがあったのですが、そんなシーンに限って、近くにおいしそうな豚骨ラーメン屋さんがあるんですよね。でも我慢しました(笑)。」と吐露した。

最後に改めて、この作品を通じて、視聴者の皆様へ伝えたいメッセージは?という問いに対して北村は、「皆さんご覧になったように悪い人が今後も出てきませんので、安心して見られる作品だと思います。本当に刺激がいらない、ただ優しいひとときが欲しいという方にはおすすめの作品だと思います。あとは登場人物たちが困難を乗り越える場面もあるので、そういった一面も楽しんでもらえるとうれしいです。本当に織りなせています!」と伝えた。仲間は、「小倉あんという役を見てくださる方が“頑張れ”って応援していただけるように、死ぬ気でこの役に挑んでいきたいということを皆さんに約束します。見てくださって、皆さんが心から笑って、ほろっと泣けて、楽しんで、最後まで見守ってくださるとうれしいなと思います。松任谷由実さんの楽曲も温かく包んでくれるので、あわせてお楽しみください。」と語った。また小野は、「とても温かい人がたくさん出てくる作品です。そんな人々もそれぞれの悩みがあり、そんな悩みすら、愛おしかったりする作品です。この作品を撮っていて、クラインクインしてからずっと楽しいですし、温かいパワーを本当に感じているので、見てくださる方にも伝わると思いますし、それを信じて、皆さまの心に温かいものを届けられたらと思います。」と言葉を寄せ、石井は「本当に心温まる作品になっています。これから皆の未来がどうなっていくのか気になるかと思いますが、この作品はそれぞれの未来が肯定されていく話になっています。今登場している人たちが、もっともっと愛くるしくなりますので、楽しみにしてください。」と作品への思いを改めて語った。

今夜 10 時スタートのフジテレビ10月期木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』。本作は、『最後から二番目の恋』シリーズなどを手掛けた脚本・岡田惠和の完全オリジナル作品。二人の子を持つ主人公・小倉渉と、その妻・あんを中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かくお届けする大人のホームコメディー。いよいよ今夜スタート!ぜひリアルタイムでお楽しみいただきたい!

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