南房総市で魚料理のお店「なむら」を営むアルガマリーナ。あまり利用されない魚に付加価値を付けたい、子どもに青魚を食べさせたいとの思いから、イワシやサバを中心にした加工品を開発し数々の賞を受賞しています。
4年前に開発した「鱏燻アヒージョ」は、海の厄介者といわれるアカエイを有効利用した逸品で、にっぽんの宝物コンテストでSDGs部門のグランプリを受賞しました。
アカエイは富津の漁師が提供、国や県の研究機関と協力し商品開発が進められました。
問題点は、時間が経つとアンモニア臭がしてしまうこと。そこで金髙さん夫婦は、一度燻製し食べやすくしてから、ニンニクなどを加えたオリーブオイルで煮込むアヒージョに仕上げる方法を考えました。
受賞から1年後の去年、ご主人の武夫さんは他界されましたが、いとみさんは、夫の思いを胸に今も製造を続けています。
アルガマリーナの商品は、公式オンラインショップやなむらで購入できます。