今回は、一度途絶えた大多喜焼を復活させて製作に励む陶芸家のお話です。
大多喜町にある「工房・阿弥陀窯」。愛知で陶芸の基礎を学んだ井口さんは、32歳の時にこの地で独立、その際、昭和25年から途絶えていた大多喜焼の存在を知りました。
素焼きしたあと器に塗る釉薬(ゆうやく)は、井口さんが町内で集めた原料で作っています。
焼き上げると独特の風合いが生まれる大多喜焼が完成するのです。
歴史を復活させた大多喜焼は、去年、千葉県の伝統的工芸品に指定されました。
井口さんの作品は、大多喜駅前にある観光本陣で展示・販売されていますよ。