今回は、科学的な視点で黒毛和牛を育てている人のお話です。
鴨川市で、およそ300頭の黒毛和牛を育てている高梨牧場。
高梨裕市さんは、親子3代にわたる経験に、最新の研究理論を取り入れて独自の肥育方法を確立してきました。
ベースとなる配合飼料に、米ぬかや発酵サトウキビなどを加えることで赤身の基礎をつくるという高梨さん。
出荷までの2年間、牛の成長に合わせて様々な飼料を使い分けています。
数々の品評会で評価されている高梨牧場の牛肉。
口どけがよく、うま味が凝縮された霜降りが特徴です。
高梨さんは自ら味を確かめた上で、市内の直売所やレストランに肉を卸しているほか、通信販売も行っています。
究極の黒毛和牛を育てたい、高梨さんの夢は続きます。