4/24 放送 「大空へ!上総角凧」市原市
伝統技術に希望を託した贈り物。上総角凧を伝承する高澤文雄さん。

「空は無限、その無限の空に揚がるのを見ると
 本当に楽しい。」

凧づくりは、まず2年間寝かせた篠竹を、
凧の大きさに切り揃えて凧骨を作り、
巧みに糸で縛って骨組みを仕上げていきます。

「一番難しいのが色付け。
 にじみやすいから最も気を使うところです。」

かつて市原市には、男児の健康と出世を願って、
凧をあげる風習があり、盛んに作られていました。

「その伝統文化を次の世代へ残すことが自らの使命。
 世に残していくには、
 子どもに教えなくてはいけない。
 そのために地域の学校に無料で教えに行っている。
 自分の生きがいです。」
高澤さんはそう言います。

この日、工房に見学者がありました。
時間の許す限り受け入れ、丁寧に指導します。

「郷土に昔から伝わる凧だということを、
 子どもたちが覚えてくれればそれで満足。
 生きている限りは続けたいと思います。」

郷土を愛する、その思いが上総角凧に乗り
大空に舞います。


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