ネパール連邦民主共和国
 
深刻な問題・児童労働

ネパールは、アジアの中でも児童労働の割合が高い国です。


5歳から17歳までの子どものうち40%(314万人)が働いており、20%(160万人)が有害な形態の労働に、8%(62万人)が危険な形態の労働に従事しています。危険な形態の労働に従事する子どもの43%が学校に行っていません。

 

また、十分な食事をとらせてもらえない、医療を受けることができない、さらには、心理的、身体的、
性的虐待を受けるなど、雇用主からひどい扱いを受けている場合も多くあります。
虐待から逃れて路上で暮らす子どもは、さらなる暴力の対象となり、労働力や性的搾取を目的とした
人身売買の危険にもさらされます。
特にインドとの国境沿いの地域でこうした危険が高くなっています。