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松井信樹 マラウイの第一印象は「何もない国」でした。行く前に想像していたアフリカらしい野生動物を見ることもなく、首都でさえ閑散として色々なものが不足しているように見えました。そして、取材するうえでHIV/エイズ問題は、やはり困難なものでした。地域によっては、エイズに対する中途半端な知識のため、10年ほど前の日本でもあったようなエイズ差別があり、周囲に取材内容を隠さなければならない状況や、子どもたち本人にはHIV感染が知らされていないという状況に、何度も直面しました。数字には現れないHIV感染者がもっといるのではというのが僕自身の実感です。
現地の生活の悲惨な部分をたくさん見て、僕自身帰国してからも感覚が麻痺していたようなところがありました。
5月22日・23日に『とくダネ!』で放送できたのは一部で、まだまだ伝え切れなかった悲惨な状況があるというのがこの国の現実です。
取材担当ディレクター 松井信樹
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