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アンゴラはアフリカ大陸の南西部の大西洋岸にある国土面積124万平方キロ(日本の約3倍)の国で、およそ1318万人が暮らしています。 アンゴラではポルトガルからの独立のための戦いが1960年代から行われ、さらに1975年に独立を果たしてからも30年近くにわたって内戦が繰り広げられ、2002年4月にようやく和平合意が達成されました。30年近くに及ぶ内戦と言うのは最近では最も長く続いた内戦です。 およそ40年続いた戦争のため1世代の人間の人生が丸々戦争状態の中に置かれ、実質的に国民は3世代にわたって戦争の中で生きることを強いられてきました。 戦争により、アンゴラの経済・基礎インフラは壊滅状態に追い込まれ、保健・教育などの社会サービスも崩壊してしまいました。 戦争で5000校の学校と病院の60%が破壊されました。今でも子供の人数とほぼ同数の地雷が埋まっており、90万人が国内避難民となっています。教育が行き届かず、国民の識字率は58%しかありません。また衛生状態も悪く、国民の半分以上が清潔で安全な水を飲むことが出来なくなっています。 こうした状況で一番被害を受けるのが子供たちです。 アンゴラでは生まれた子供の26%、4人にひとり以上が5歳の誕生日を迎える前に死んでいます。これは世界で3番目に悪い数字です。 子供の45%が慢性栄養不良に悩んでいます。 子供の約半数・100万人以上が学校に通っていません。 さらに戦争で450万人の子供が未登録となり、10万人の子供が親から引き離されました。その中には少年兵として悲惨な経験を強いられた子もたくさんいます。また今でも地雷の犠牲になる子が後を絶ちません。 |
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