佐々木恭子アナがつづる感動の一冊
FNSチャリティキャンペーンの取材で出会ったHIV/エイズに苦しむ6人の子どもたちの物語
『それでも笑顔で生きていく。 〜私が出会ったHIV/エイズの子どもたち〜』
<3月20日(金)発売>

弥生3月に人は「節目」を迎えることが多い。卒業、定年退職、人事異動…。人生の節目にあたり、人は気持ちをリセットし、新たなステージへと足を踏み入れていく。フジテレビアナウンス室の佐々木恭子アナウンサーも、新しい生命を宿したのを機に、10年間担当した朝の情報番組『情報プレゼンター とくダネ!』のキャスターを3月末で卒業し出産休暇に入ることになった。番組で取り上げた話題、スタジオに招いたゲストなど、いろいろな思いが脳裏をよぎり、FNSチャリティキャンペーン支援国取材で出会ったHIVに感染した子どもたちに対する思いも、かなり大きい部分を占めていることだろう。
佐々木アナはここ4年間、FNSチャリティキャンペーンの支援国の取材を担当してきた。訪れたのはインドネシア・バンダアチェ、アフリカ南東部にあるマラウイ共和国、オセアニアのパプアニューギニア独立国、南米のガイアナ共和国。現地のユニセフ事務所のアテンドを受け、2週間にわたり子どもたちの置かれた厳しい現実や、なんとかして子どもたちを苦境から救いたいと苦闘するユニセフのスタッフの姿などを取材し『とくダネ!』の中で視聴者に伝えてきた。それぞれの国についての放送は社会的に大きな反響を呼んだ。
そして、この4年間のうち、「HIV/エイズ」にテーマを絞ったマラウイ、パプアニューギニア、ガイアナの3カ国の取材で出会った子供のこと、見たこと、感じたことなどをまとめた『それでも笑顔で生きていく。 〜私が出会ったHIV/エイズの子どもたち〜』というタイトルの本を出版することになった。
出版にあたり佐々木アナは、
「改めて、取材で受け取ったものがどれほど大きかったか、ひしひしと感じています。特に、貧困とHIVをテーマにした取材には、人が生きる強さも弱さも優しさも残酷さも、全てが詰まっていました。見て感じたことをありのまま書く中で、私自身気づかされたことがたくさんありました。
今、何かと不安の多い日本で生きる私たち。是非、普段日の当たらない世界の現実を知っていただけたら、と思います。つらいけれど、元気をもらうことも多々あるので! 私自身、出産後、しばらく育児に専念させていただきますが、またいつか母としての目を持って世界の子どもたちに会いに行きたいと思っています」
とコメントしている。
佐々木アナが3カ国で出会ったHIV/エイズに苦しむ6人の子どもたちの物語には、涙を禁じえない。この本が、世界にはまだこういう現実が数多く残されているということを知っていただく一助になれば、ENSチャリティキャンペーンのスタッフ一同にとっても望外の喜びだ。