フジテレビをはじめとするＦＮＳ２８社と東宝株式会社、株式会社ジェイ・ドリームが２００７年に映画『西遊記』で展開した「悟空なまか基金」に対し、1月２０日に国から紺綬褒状が贈られました。

「悟空なまか基金」は、「日本全国みんな　なまか（仲間）」をキーワードに、日本中に元気を届けようと行われたもので、２００７年７月に公開された映画『西遊記』を鑑賞した観客一人当たり１０円に相当する金額を、新潟中越沖地震や様々な災害の被災地復興のために募金する活動でした。集められた募金は、ＦＮＳチャリティキャンペーンを通じて日本赤十字社へ寄付され、今回の褒章はその功績に対して贈られたものです。
授章式は２０日午後、東京・港区の日本赤十字本社で行われフジテレビの森洋一（もり・よういち）執行役員ネットワーク局長に日本赤十字社の近衞忠�W（このえ・ただてる）社長から褒状が手渡されました。
そして、近衛社長からは
「ご寄付をありがとうござました。おかげで被災地に支援の手を差し伸べられました」と感謝の言葉がありました。
これに対して森局長は「今後も系列が一体となって頑張って活動していきます」と述べました。

１９７４年に発足したＦＮＳチャリティキャンペーンは、主に世界の恵まれない子どもたちのためにチャリティ活動を続けてきましたが、この３５年間に２５ヶ国と３地域を支援したほか、「悟空なまか基金」のような緊急援助は１６回行い、これまでの募金総額はおよそ３６億円に上ります。