安部

はい、何歳になっても何かに夢中になっているアオハルな人――青春している人を応援しよう！というテーマの番組なので、出演者が話すテーブル周辺は電飾も賑やかにして、日曜の夜に元気になれる空間を意識しました。

「青春」から連想される“ポップな学校”というイメージで、教室や部活の部室にありそうなモノを並べました。地球儀、三角定規や、バスケットボール、テニスラケット、絵の具の筆、ピアノの鍵盤、試験管とフラスコ……。部活の帰りに食べるペロペロキャンディー、アイスクリームや、巨大なドーナツ、ハンバーガーなども作りました。ワクワク感が出せればと。あと、校章をデザインしてセットのあちこちにちりばめています。

スチロール造形が多いのですが、スチロールっぽく見えないよう、質感にもこだわっています。
ピアノのツヤツヤ感を出すためにシートを貼ったり、バスケットボールの滑り止めのブツブツ感をリアルに再現したり。２尺丸(直径約60㎝)の野球のボールは、本物と同じように針と糸で縫って、コーティングを施してあります。
吊るしでなく置いてあるラケットや筆は、手で持つことも出来ます。

いえ、『アオハルTV』では、観覧のお客さん達が収録前にセットを自由に写真撮影して楽しんで頂ける空間にしてあるんです。カラフルでかわいらしいオブジェがたくさんあるので、すごくインスタ映えすると思いますよ(笑)。

部活していた人も、帰宅部の人も、学校生活で青春した人みんなが、何かしら青春時代の思い出が紛れているはず。自分のアオハルを思い起こしながら、登場する“アオハルさん” を一緒に応援して頂けると嬉しいですね。

（2019年6月）